[Webマーケティング羅針盤]
良い商品なのに売れない
「良い商品なのに売れない」と思っている人は、実は多いのではないでしょう
か。「使って貰えば分かる」とか思っていませんか? いやー、でも使って貰
う機会がないんじゃ、存在しないのも同じですね。
最近「営業マンは断ることを覚えなさい」という、営業の仕組みを作りましょ
うという内容の本を読んでいます(営業嫌いの営業マンにお薦めします)。そ
こに、このようなことが書いてありました。
《俺はトップセールスマンだからお客様に会えば売れる、という営業マンに
「そのお客様はどうやって見つけるんですか?」と聞くと、急にトーンダウン
してしまう‥‥》
それだけ、見込み顧客を集める作業は難しい、というたとえ話です。さらに、
著者の経験では「集客がこなせる営業マンは、仕事にもよりますが400~800人
にひとりくらい」という感じなんだそうです。「使って貰えば分かる」という
ことの、「使って貰う」ことがいかに難しいかが分かりますね。これはズバリ、
ホームページにも当てはまります。「ホームページを見て貰えばわかる‥‥」
弊社のコンセプトは「ホームページをできる営業マンに!」です。なかなかピ
ンと来ないかもしれませんが、上述したように「ホームページが見込み顧客を
集めてくる」と考えると分かりやすいのではないでしょうか。
実際にホームページを集客のツールとして活用するために、主に下記のような
活動をしています。
・検索エンジン最適化
・Googleアドワーズ
・プレスリリース
・アフィリエイトプログラム
・All About Japanテキスト広告(来週から)
そして、これらの活動が実際に効果があったのかを検証をするために、アクセ
ス解析を行っています。
「営業マンは断ることを覚えなさい」風に言うならば、これらはホームページ
で顧客をつかまえるための“仕組み”と言えるでしょう。これらの“仕組み”
を上手に活用することができるようになれば、ホームページのアクセスが増え、
それに伴い問い合わせや資料請求が増えていきます。
これまで集客に頭を悩ませていた方も、ホームページを集客のツールとして活
用することで、見込み顧客獲得が非常にスムーズになるのではないかと思いま
す。
ターゲットが日本全国に存在する場合は、さらにホームページは有利です。日
本全国に向けてプロモーションを行うのも、ある特定の地域に向けて行うのも
コストは同じだからです。そろそろ「ホームページをできる営業マンに」した
くなってきましたか?
そこで、さらに注意点を挙げておきます。「ホームページをできる営業マンに」
するためには、
・企画だけが良くてもだめ
・ホームページがキレイでもだめ
・プロモーションだけ頑張ってもだめ
ということです。それぞれが本当に効果を発揮しているかどうかを検証し、対
策を講じていく必要があります。効果検証にはアクセス解析をしなくてはなり
ません。
ここまで書くと「面倒そうだな~」と思われる人も多いかと思いますが、そう
いう場合はホームページには手を出さない方が良いと思います。中途半端にホー
ムページを作ってしまうと、ドブにお金を捨ててしまうことになりますから。
格安業者に作ってもらう
↓
成果が出ない
↓
リニューアルを検討する
↓
またお金がかかる
↓
もったいないので、せっかく作ったホームページでなんとかしたいと思う
↓
成果が出ない
↓
あれれ‥‥。
と、正に悪いスパイラルに突入していきますから、会社案内として割り切って
作るか、成果を出すために本腰を入れるかの判断が大切です。
400~800人に一人の営業マンを教育し育てていくことを考えれば(将来的には
辞めてしまうかも)、ある程度のコストをかけてホームページを作ることはそ
れほど悪くはないと思うのですが、いかがでしょうか。
「でも踏ん切りがつかなくてね~」
分かります、その気持ちは(笑)
・営業マンは断ることを覚えなさい
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2003.04.09