[Webマーケティング羅針盤]
ホームページをできる営業マンにする基本(8) 検索エンジンの重要性
引き続き年明けも、検索エンジン最適化に関する問い合わせが多いイーナチュ
ラルですが、最近は問い合わせ内容の傾向が変わってきました。「今あるホー
ムページをなんとかしたい」から「新規(またはリニューアル)で最初から検
索エンジン最適化されたホームページを作りたい」が増えてきたんです。検索
エンジンを意識される方が増えてきたのは喜ばしいことです。
既にあるホームページをどうにかすることもできますが、最初からそれを意識
して制作したホームページの方が、トータル的な見映えを含めても良いのは間
違いありません。制作会社・ウェブデザイナーのスキルに「検索エンジン最適
化」が加わったのは言うまでもありませんね。問い合わせをする時に聞いてみ
てください。「検索エンジンに最適化されたホームページを作りたいんだけど?」
しかし、SEOとか検索エンジン最適化とかよく言うけど、本当に効果はあるの?
と思っている方も多いと思います。人間てのは因果なもので、自分の目で見な
いと信じないという方が多いんです。かく言う私もその一人。実際に見て頂く
には検索エンジン最適化をしていただく他はないので難しいですが、ここは一
つ私の経験談でもお話ししやしょう(あ、なんか江戸っ子ちっくになってき
たぞ)。
私はプライベートでホームページを運用していることは何度か書いてきました。
このホームページ自体は2年くらい前から続けているものですが、昨年の夏頃
に大きく変化させたました。それまで作りっ放しだったところを、検索エンジ
ンを意識した作りに変えたのです。ネタフルというのが私のホームページです。
ネタフル
http://netafull.net/
ホームページではドメイン管理費・サーバ費用くらいは稼ぎたいと、バナー広
告を掲載し、さらにアフィリエイトで商品を販売しています。アフィリエイト
は販売代理店のようなもので、私のホームページ経由で商品が売れると数%が
マージンとしてバックされる仕組みです。販売といっても、商品を紹介してリ
ンクを張ってあるだけなのですが。
普通だったら「そんなもの売れないでしょ」と思われるはずです。だって、ホー
ムページに載せておくだけで商品が売れるなんて、どう考えたって胡散臭いで
す(自分で書いてて胡散臭くなってきてしまった‥‥)。でも「ホームページ
をできる営業マンにする」会社の社員としては、少しくらいは自分のホームペー
ジにも働いて貰わないとお客様に示しがつきません。お客様にフィードバック
するデータを取るためにも、なんとか頑張って欲しいところ。
でどうなのか、と。気になるのは、やっぱりどのくらいの数が出ているか、で
すよね。論より証拠。言葉より数字、ですよね。アフィリエイトシステムの都
合上、どの商品が売れたのかは残念ながら分からないので、総数だけでもご紹
介しておきましょう。
2002年10月...12件
2002年11月...33件
2002年12月...53件
2003年01月...33件(22日現在)
・当初から商品点数が増えた
・時流に乗った商品を扱っている
ということを加味しても、悪くない数字だと思いませんか? 私がやったこと
と言えば「商品紹介のページを作っただけ」なんですから。これぞ正しく「ホー
ムページができる営業マンになっている」状態だと言えるでしょう。アクセス
解析を見ても、商品名などでダイレクトに検索されていることが分かります。
ほとんどのアクセスはトップページではなく、各ページにダイレクトに飛んで
います。
流行りに乗って検索エンジン最適化をプッシュしている訳ではないのです。自
分で実際に体験しているから、みなさんにもお薦めしたいのです。また、この
ように実際の体験をもとに説明できるのが弊社の強みでもあります。
近日中に、検索エンジン最適化のサービスをリニューアルしてリリースする予
定です。こりゃあかん! と思った方は、是非ご利用ください。そして、検索
エンジン最適化のベースにあるのがアクセス解析だってことも、ちゃんと覚え
ておいてくださいね。犬も歩けばアクセス解析。
そうそうバナー広告ですが、ほとんどクリックされません。訪問者といえば、
ある商品を探している
↓
検索エンジンで探す
↓
ホームページを見つける
↓
そうそうこれが知りたかった!
ですので、バナー広告自体にはあまり効果はないようです。もちろん、商品に
関連するようなもので、なおかつ適切な場所に配置されていれば違うのでしょ
うが。例えばあなたが広告主だとすれば、どこにどのような形で広告を出せば
いいのか、もうお分かりですね?
検索エンジンの重要性はご理解頂けたでしょうか。今回は一粒で何度も美味し
いコラムとなりました。
追伸 売上自体は微々たるものだということを申し添えておきます。だって、
数%のマージンですからね。はははは‥‥。
2003.01.22