[Webに効くおクスリ]
処方箋:小さくとも効き目大! favicon(ファビコン)
ファビコン、というものをご存じでしょうか? 任天堂のゲーム機ではありま
せん。英語ではfaviconと書きます。
例えばInternet Explorerでウェブサイトを見ているときに
・アドレスバーの一番左側
・「お気に入り」リストのサイト名の前
などで見つけることができる、小さな画像アイコンのことです。(※ブラウザ
環境などによっては表示されないかもしれません)
Internet Explorerの場合、通常はHTMLファイルであることを示す[e]マークが
表示されていますが、オリジナルのアイコンに変わっているサイトを見たこと
がある方も多いのではないでしょうか。ちなみにYahoo!では[Y!]という画像が
表示されます。
このfavicon、16×16ピクセルのかわいいヤツですが、設定しておくと意外とメ
リットがあります。みなさんの自社サイトには設定されていますか?
◎メリット1:信頼感のあるサイトに見える
ここ数年で大企業のサイトや、ウェブに力を入れている企業のサイトなどでか
なり見られるようになってきました。つまり、faviconをきちんと設定している
ことで「ああ、手抜きサイトではないんだな」と思ってもらいやすいわけです。
◎メリット2:「お気に入り」の中で見つけやすい
ブラウザの「お気に入り」リストも、増えてくると目当てのサイトが見つけに
くくなってきます。そんなとき、faviconが設定されていると直感的に見つけら
れるため便利です。ユーザーにも親切なのではないでしょうか。
◎メリット3:複数サイトがあっても統一感を出せる
faviconは企業ロゴやブランドロゴマークを16×16に縮小したり省略したりして
作られることが多いです。例えばロゴマークが世間的に認知されている企業が
複数のサイトを運営している場合、faviconをそのロゴに統一することで、その
企業のオフィシャルサイトであることを強調できます。もちろんサイトごとに
全く別のfaviconを設定するのも一つの手ではあります。
アイコン画像を作ったり、それをサイトに設置するには、専門的な知識もいく
らか必要です。とはいえ、今後faviconはサイトを作る際に標準的に採用される
要素になるような気がしますので、今のうちから一考しておく価値はありそう
です。
2007.08.22