[Webに効くおクスリ]
予防法:四段階でウイルスと戦いましょう
世間では、ノロだ、ロタだ、インフルエンザだと何かしらのウイルスが蔓延し
ていますが、ネットの世界でもウイルスがなくなることはありません。
ウイルス対策のソフトも戦国時代のようで、価格競争でいえばとうとう更新料
0円というところも出てきているようです。
▼セキュリティソフトに更新料0円の流れ - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/200702/15/zero.html
また機能競争では、少し興味深い記事がありました。
▼次世代セキュリティーソフト攻防激化 バックアップ機能で差別化合戦 -
CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20343296,00.htm
データのバックアップ機能――つまり、「感染しないこと」や「ウイルス駆除」
ではなく「感染後の被害を最小限に食い止める」という部分での競争が始まっ
ているということです。
「マスクも抗生物質も、すでにかなりいい線いっているので、あとは痛み止め
や解熱剤で感染後の症状を抑えましょう」といったところでしょうか。
逆に言えば、優秀なソフトを入れても、感染するときはしてしまうということ。
そこで、ユーザー自身の「手洗い・うがい」も大事になってくるわけです。
手洗い・・・そもそも体内に侵入させない。
◎プロバイダ側でウイルスメールをフィルタリング。
うがい・・・体内に入ったウイルスを発症前に排除。
◎メールやファイルはちょっとでも怪しければ開かず削除。
◎ダウンロードしたプログラムは実行前にウイルスチェック。
◎よく分からないシステム警告文が表示されたり、不審なファイルを見つけた
りしたときには、何も触らず、一度その文面やファイル名をネットで検索し
てみる。
スパムメールの中にも、誘導されたサイトを閲覧するとウイルスやスパイウェ
アに感染する、というものもあるので、迷惑メールをフィルタリングするプラ
グインなどの導入もおすすめします。
このように、
1.サーバー側で消去(プロバイダに依頼)
2.パソコン侵入直前で排除(ソフト or 自分で)
3.侵入後に駆除(ソフト or 自分で)
4.感染被害を低減(ソフト or 自分で)
と、とれる手段はいくらでもありますし、便利なクスリ(セキュリティソフト)
も有料のものから無料のものまでたくさん開発されています。
近年は情報流出問題などもあり、セキュリティへの意識の低さはそのまま企業
の信用度の低さにつながります。セキュリティソフトの見直しも含め、「手洗
い・うがい」のような意識改革から改めて考える時期ではないでしょうか。
2007.02.28