[ニュースから読み解くWebマーケティング]
検索キーワード広告はブランド確立にも効果あり?
これまで一般論として、即実効性のある広告はキーワード広告、そしてブラン
ド確立にはバナー広告ということが考えられていたと思います。よりクリック
誘導しやすいテキスト広告に実効性が求められ、イメージを伝えられるバナー
広告にブランド効果が求められるのは自然なことだと思います。
しかし「検索マーケティングはブランド確立に効果あり」という調査結果がア
メリカで発表されました。
・検索マーケティングはブランド確立に効果あり
http://www.enatural.org/archives/001291.html
検索キーワード連動広告およびコンテンツ連動広告がもたらすキャンペーン効
果が調査されたものですが、それによると、
ブランド名を検索結果ページの最上位に掲載した場合、掲載を見ていない
回答者に比べて、掲載を見た回答者が業界の代表的ブランドとしてその名
を挙げる確率は平均27%高かった
という結果になったそうです。記事によれば「重要なのは掲載位置」だそうで
す。そう考えると、SEOによる上位表示とキーワード広告による上位表示が実
現した場合には、よりブランド確立効果が見込める、ということになりそうで
す。
ブランド浸透度の計測によると、
(ブランド浸透度は)掲載順位が下がると大幅に減少する。例えば、順位
が5番目だった広告では、キャンペーン効果はごくわずかしか見られなか
った。
ということです。
さて楽天、GMO、ライブドアによる企業買収が相次ぎ、少しくらいでは驚かな
くなりましたが、GMOによる「teacup」グループ会社化はホットなニュースで
した。なんといっても1日1,000万PV、ユーザー数500万人のサービスです。
・GMO、無料掲示板レンタルサービス「teacup」をグループ会社化
http://www.enatural.org/archives/001309.html
・GMO、オンラインゲームのネットクルー・ジャパンを完全子会社化
http://www.enatural.org/archives/001304.html
・ライブドア、バリュークリックなど子会社2社を合併
http://www.enatural.org/archives/001290.html
その他の気になるニュースです。
・今後の検索広告は「供給不足で料金も上昇」--米調査
http://www.enatural.org/archives/001295.html
・検索エンジン利用時に3語以上を入力する人が増加傾向
http://www.enatural.org/archives/001293.html
2004.07.28