[ニュースから読み解くWebマーケティング]
Yahoo! Japan、検索エンジンをGoogleから切り替え
Yahoo! のページ検索にはGoogleが用いられていたことはご存じかと思います
が、5月31日よりYahoo! が開発した「Yahoo! Search Technology(YST)」に切
り替わりました。
・Yahoo! Japan、検索エンジン切り替えへ
http://www.enatural.org/archives/001185.html
・Yahoo! Japan、検索エンジン切り替えに関するニュース
http://www.enatural.org/archives/001188.html
InktomiベースのYSTを使用するYahoo! と、Inktomiを使用しているMSNを合わ
せると、日本国内で半分以上のシェアを獲得したことになります。
全文検索エンジンに対応した一般的なSEOを施しているホームページではそれ
ほど大きな影響は出ていないようですが、大きく順位を下げているところもあ
るようです。
・Yahoo! JAPANの新検索エンジンでもSEO効果は持続?
http://www.enatural.org/archives/001198.html
また、検索結果にYahoo!JAPANのコンテンツが表示されやすくなるそうです。
ということは、これまで以上にビジネスエクスプレス(有料登録)への登録が
必須になるということでしょう。
・YSTはYahoo!のコンテンツが表示されやすい
http://www.enatural.org/archives/001187.html
この切り替えに伴い、検索結果以上に大きな影響が出ていると思われるのが、
GoogleアドワーズのYahoo! 掲載終了です。今後は全面的にオーバーチュアの
スポンサードサーチのみを掲載していくということですので、利用者はリスティ
ング広告の見直しが必要になります。
・Yahoo! Japan、Googleアドワーズ掲載を終了
http://www.enatural.org/archives/001189.html
・Yahoo! JAPAN、オーバーチュアのスポンサードサーチを全面採用
http://www.enatural.org/archives/001196.html
しかしこの変更は、利用者にとってだけでなく、リスティング広告販売から大
きな収益を得ているGoogleにとっても大きな痛手となっていると考えられます。
優れた検索エンジンですが、利用されなければ収益は上がりません。海外では
大きなシェアを獲得していますが、日本国内での展開に注目が集まります。
・Googleはどうなるのか?
http://www.enatural.org/archives/001186.html
ユーザ意識調査では、改めてYahoo! の強さが浮き彫りとなっています。
・Yahoo! 検索サイトとしても圧倒的な強さ――53%が通常使用
http://www.enatural.org/archives/001191.html
2004.06.09