[ニュースから読み解くWebマーケティング]
数字を読む
仕事柄、ホームページをもっと効果的に活用したい、というご相談を頂きます。
その際にまずお聞きするのは「アクセス解析をしてますか?」という点です。
ホームページの訪問者は足跡を残していきます。それを分析するのがアクセス
解析です。ホームページ改善は、これなしでは始まりません。料理人の包丁の
ような存在と言えば、その重要性をご理解頂けるでしょうか。
ホームページに検索エンジン最適化を施すときも、リニューアルする時でも、
まず注目するのはアクセス解析です。アクセス解析をすると、訪問者数やどこ
から来たかといったことが分かりますが、特に重要なのは検索エンジン絡みの
データです。
・どのようなキーワードで検索されたのか
・どの検索エンジンから来ているのか
検索エンジンの利用度合いが高まる今、これらを考慮せずにホームページを活
用することはできません。また、訪問者の足跡を追跡することで、つまづきや
すいページなどを探すこともできます。
しかし、大切なのは数字に振り回されないことです。このような記事がありま
した。
統計ソフトよりも基礎分析力を習得しておこう
http://www.enatural.org/archives/000913.html
統計ソフトの利用に関するコラムですが「ソフトそのものの利用機会が増え、
操作の容易性が高まったことは、喜ばしいことだ。しかし、統計分析ソフトが
高度なものになればなるほど実質的な分析プロセスのブラックボックス化や形
骸化が進行してしまいがちだ」という危惧が。
弊社でもアクセス解析ASPを提供していますが、実は「盛り込みたい機能がたく
さんあったのですが、これで楽にデータが取得できたら、きっと現場を見に行
かなくなって利用者のためにならないだろうなと、はずした機能があります」。
楽にデータ取得できるのは良いことではありますが、それに振り回されてしまっ
ては元も子もありませんよね。
ではどうすれば良いか。できるだけ毎日、アクセス解析の結果とにらめっこす
るのが秘訣です。継続は力なりで、これだけで解析結果を見る目が養われます。
後はWebマーケティングに強い制作会社を見つけ出し、いかにホームページを営
業に活用していくかを相談すると良いでしょう。アクセス解析を見る目が養わ
れれば、きっと良い相談ができるはずです。是非“数字を読む”力を養って下
さい。
いちにのアクセス解析
http://www.12no3.com/access/
2004.02.11