[ネットで○○する時]
この春からウェブ担当者になった時
多くの会社で年度の初めを迎える4月、部署の移動などで今年度からウェブ担当
者になった方も少なくないと思います。あるいは、今年度から本格的にホーム
ページの営業活用に取り組んでいこうと考えている企業もあることと思います。
しかし、ホームページを営業に活用しようと思っても、果たしてどこから手を
つけていいのやらと、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
本を開けばSEO・SEM・LPO・CMSといった耳慣れない3文字英語があふれており、
行動マーケティング分、クチコミマーケティング、ユーザビリティ検証など、
やることはたくさんありそうです。
何やら手をつける前から挫折してしまいそうな雰囲気になってしまいますが、
そういった方にはぜひ「アクセス解析」からスタートされることをおすすめし
ます。「いまさらアクセス解析?」と思われる方もいるかもしれませんが、ア
クセス解析こそすべてのウェブマーケティング活動の基礎と言っても過言では
ありません。
アクセス解析というと、ページビュー(何ページ閲覧されたか)やユニークユー
ザー(訪問者は何人だったか)といった分かりやすい数字に目が向きがちです。
しかし、その数字は競合他社との比較の中で初めて善し悪し判断出来るもので、
単独で評価するのが意外と難しいのです。
それよりも、検索エンジンで使われたキーワードやリンク元の情報、問い合わ
せをした訪問者の行動を追えるアクセス解析であればその行動履歴といったマー
ケティング的指標に目を向けてみてください。ただの数字の羅列にしか見えな
かったアクセス解析画面から、訪問者(お客様)の姿を浮かび上がってくるは
ずです。
無料アクセス解析ツールであるGoogle Analyticsの登場以来、アクセス解析自
体は随分と一般化したように思います。しかし、アクセス解析の普及は進んだ
ものの、その活用はあまり出来ていない印象を受けます。
大切な情報は、意外と足もとに転がっていたります。ウェブマスター1年生の人
も、そうでないひとも、アクセス解析の画面を今一度眺めてみてはいかがでしょ
うか?
2008.04.09