[ネットで○○する時]
2008年、CMS元年?
CMSという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
CMSはContens Management System(コンテンツ マネジメント システム)の略
称で、情報の追加・修正・公開フローなどのホームページの運営に関わる諸々
の作業を、より簡便に管理することを目的としたソフトウェアを指します。
CMSというソフトウェア自体は古くから存在していて、頻繁に更新されるような
ニュースサイトや、大規模な企業サイトなどでは、以前から広く利用されてい
ました。
一方で、CMSは非常に高価なソフトウェアで、数百万円から物によっては数千万
円になるものもあり、気軽に導入出来るとは言い難いものでした。
そこに登場したのが、ブログです。本格的なCMSと比較すると、ブログソフトウェ
アの機能は見劣りする部分が多いのですが、HTMLの知識に乏しくてもホームペー
ジの管理が可能という部分では根っこは同じです。しかも、ブログであればソ
フトウェア自体の価格は、数万円程度です。
イーナチュラルでは、本格的なCMSほどの高機能は必要ないけれど、出来る限り
自社でホームページを簡単に管理したいニーズを持った企業に、ブログソフト
ウェアを簡易的なCMSとして活用することを以前から提案してきました。ただ、
当初はブログ=日記サイトのイメージが強く、なかなか理解していただけない
こともありました。
ところがここ最近では、お客様側からブログをCMSとして活用したいというご希
望をお聞きすることも増えました。
企業の営業活動や広報活動の中で、ホームページで積極的に情報発信すること
は日増しに重要性を帯びてきていると言えます。しかし、HTMLの知識にも長け
ていてかつ情報発信にあたってのバランス感覚を兼ね備えた人材は、そう多く
ないのが現実です。
その現実に気付いた企業が、「HTMLの知識」というハードルをある程度解消す
ることが可能になるCMSという解決手段に目を向けるようになり、その代用にな
りうるブログという仕組みに注目するようになったのは、ある意味必然と言え
るかもしれません。
ビジネスブログという言葉を目にするようになったは、2004年後半くらいだっ
たと思います。それから3年経った2008年は、ブログをCMSとしてフル活用した
いわば次世代のビジネスブログが広く一般的になるかもしれません。
2008.01.09