[ネットで○○する時]
SEOの先を考える時
検索エンジンからの来訪者が、サイトへのアクセスの7~8割を占めるという現
状において、SEO(検索エンジン最適化)はサイト構築においてもはや欠かせな
いものとなっていると言えます。
SEOを考える時、そのキモはいくつかあると思いますが、何はなくともまずは
「言葉」を使っていなくてはいけません。検索エンジンは画像の内容を理解す
ることが出来ませんので、検索エンジンに対してそのページがどんな内容を伝
えているかを分かってもらうためには、適切な形で「言葉」を使っていく必要
があります。
ある言葉で検索をしたときに上位に表示されるページは、その言葉をページ内
でキッチリと使っている場合がほとんどのはずです。
一方でSEOを意識しすぎて「言葉」を偏重してしまい、検索エンジンの上位には
確かに表示されるけれど、「言葉」ばかりで閲覧者に対して内容が伝わってこ
ないページも増えている気がします。
私事ですが、先日親知らずが急にうずき始めて、これはいけないとネットで歯
医者さんを検索しました。「歯医者+地域名」で検索するといろいろな歯医者
さんがヒットしたのですが、最終的に決めたのは上位に表示されている歯医者
さんではありませんでした。
私が行くことにした歯医者のホームページには、院内の様子や設備、先生やス
タッフの方の写真が掲載されていて、サイトから安心感が伝わってきたのです。
上位に表示されていたホームページも内容はしっかりしていたのですが、写真
などが少なく、なんとなく行ってみようかなと気持ちになりませんでした。
当たり前のことのようですが、実はこれが出来ていないホームページが意外と
多いように思います。
上記の話の延長線上になりますが、最近ではLPO(Landing Page Optimization)
というようなサービスも登場しています。これは検索エンジンからの訪問者毎
に、表示するページあるいはページの一部を最適な内容に調整するサービスで
す。
SEOはもはや当たり前で、人が見たときに如何に魅力的なページするかという、
ものすごく基本的なことが、今改めて求められているような気がします。その
流れの中で、LPOなどのSEOの先を考えるサービスが盛り上がりを見せるかもし
れません。
2006.12.13