[ネットで○○する時]
クチコミが成功する時
数号前のメールマガジンで、CGM(Consumer Generated Media)とクチコミの関
係について触れましたが、つい先日、社団法人日本広告主協会主催のフォーラ
ムで「Web2.0時代のCGMについて」をテーマに、パネルディスカッションが開催
されたそうです。
INTERNET Watch:企業がCGMで成功する秘訣は「商品の品質」と「ネタの濃さ」
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2006/09/08/13236.html
いわゆるクチコミマーケティングの最前線で活躍されている方々の発言だけあっ
て、完結にCGMの本質の部分が整理されていて分かりやすいです。
CGMの重要度が増した理由としては、
・「情報発信者が増え、商品に対する影響力が高まった」こと
・「口コミの場合と比べ、情報の伝達スピードが格段に上がった」こと
と指摘されています。その上で、CGMで成功するための条件として、
・「品質の高さ」
・「ネタの濃さ」
というような話がされたそうです。
品質が高くてネタが濃ければ、それってそもそも売れる商品なのでは?という
話もありますが、一方で高品質で濃いけれどうまく伝えることが出来ないが故
にブレイクしそこねている商品もあるのではと思います。そういった商品・サー
ビスこそ、CGMで語ってもらうメリットがあるのではないでしょうか?
その時に大切になるのが、人に自社商品・サービスを語ってもらう前に、自分
たち自身が如何に語れるかなのではと思います。深夜の通販番組のトークとか、
勉強になります(笑)
単なるスペック的な情報ではなく、切り口とストーリー性を持った情報。実は
昔から言われてきたことですが、もしかしたら今のWebでは最も出来ていないか
もしれないことが、いよいよ求められているのかも知れません。
以前にも書きましたが、個人的にはCGMは今後のWebマーケティングを考えてい
く中で、避けては通れないものになると思っています。ただ、そこをどのよう
に「通ればいいか」は、まだまだトライ&エラーを繰り返す必要がありそうで
す。
2006.09.13