[ネットで○○する時]
SEOを面で考えてみる
昨今のWebマーケティング熱の高まりもあってか、サイト構築の打ち合せの席で
担当者の方から検索エンジン最適化(SEO)という言葉を耳にする機会も多くな
りました。
皆さん非常によく勉強をされていて頭の下がる思いなのですが、一方でまだ誤
解のあることも確かです。SEOは、適切なキーワードで検索エンジンの上位に表
示されることが目的であり、そこまではご理解をいただいているのですが、そ
こからの展開が「一点突破型」な捉え方の場合が多いのです。
例えば、「デジタルカメラというキーワードでトップページを1位に表示したい」
というようなご要望です。
「デジタルカメラ」に興味を持っている顧客は、検索エンジンを使って様々な
キーワードで情報収集をするはずです。
1) デジタルカメラ
2) デジタルカメラ 写り
3) デジタルカメラ 最大記録枚数
4) デジタルカメラ 周辺機器
etc
もしも、写り・記録枚数・周辺機器に関する情報(ページ)がサイト内に無かっ
たとしたら、残念ながら2)以降のキーワードで検索した顧客は自社のホームペー
ジにたどり着いてもらえないかもしれません。
もちろん、デジタルカメラというキーワードは非常に重要なのですが、それば
かりにフォーカスしてしまうと、別の何かを見失ってしまう危険性をはらんで
いると言えるのではないでしょうか
顧客があることについて検索エンジンで調べたとき、あのキーワードでもこの
キーワードでもそのキーワードでも自社のホームページが表示されれば、興味
を持ってもらえる機会も増えるはずです。
つまり、接触頻度の向上を図ることもSEOの重要な要素と言えるのです。ひとつ
ひとつは点ですが、それが集合することで「面」として顧客を待ちかまえるこ
とが出来れば、より接点は増えるといえるでしょう。
ここで言うところの点とはつまりサイト内のページことで、ビジネスブログが
もてはやされている理由の一つとして、この「点」を低負荷・低コストで増や
すための装置として優れているということがあげられるでしょう。
点ではなくて面。すでにSEOに取り組まれている方、これからSEOに取り組もう
とされている方には、ぜひ意識していただければと思います。
2006.08.23