[ネットで○○する時]
アクセス解析で突きとめる
「ロボット型検索エンジンにおいては、すべてのページがトップページとなり
うる」、SEOやWebマーケティングの話をお客様にする際に、必ずと言ってもい
いほど出てくるフレーズです。
サイト構成のうえで、表紙となるトップページは存在します。しかし、トップ
ページからホームページに訪れるユーザーは全体の2~3割程度と言われており、
実際には検索エンジンなどを通じてホームページ内の個別のページに直接訪れ
ることが多くなります。これが、冒頭の「すべてのページがトップページ」と
いう言葉の意図するところになります。
ところが、先日あるサイトのアクセス解析を調査していたところ、上記の考え
方にそぐわない結果に遭遇しました。
全体に占めるトップページのアクセス数の割合が、妙に高いのです。もちろん、
広告やマーケティング展開の仕方のよってはそうなることもありますが、今回
は特に思い当たるところがありません。また、数ヶ月に渡って同じような傾向
が見られることを考慮すると一時的な現象でもなさそうです。
子細にアクセス解析結果を調べていくと、原因らしきものを突き止めることが
出来ました。
実は、Yahooの検索結果からの訪問者がトップページに集中していたのです。様
々な検索キーワードで検索されているのですが、どういうわけか検索結果にトッ
プページが表示されることが多いのです。
中には、「このキーワードではこっちページを表示して欲しいなぁ…」と思う
ような検索キーワードでも、トップページが表示されていることがありました。
Yahooに対しての検索エンジン対策が不十分なのか、はたまたディレクトリに登
録されている情報がなんらかの影響を与えているのか、原因は定かではありま
せん。しかし、いずれにせよ当面の対策として、検索結果からのアクセスがトッ
プページに集中していることを意識したトップページ構成変更を迫られそうで
す。
ということで、問題を発見し、原因を突き止め対策が取れたのも、アクセス解
析を導入していたからこそです。
来年も(こそは?)、弊社のいちにのアクセス解析をよろしくお願いします。
良いお年を!
いちにのアクセス解析
http://www.12no3.com/access/
2005.12.28