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[ネットで○○する時]

誤解されたSEO

文/イーナチュラル :: 2005.10.26

Yahoo!Japanがロボット検索中心になったことを機会に、自社サイトのSEO対策
を検討されている読者の方もいらっしゃることと思います。折りしも、SEOに関
する最もよくありがちな誤解を身近で経験しましたので、今回はその話をした
いと思います。

先日、某大手企業のホームページ制作を手がけている制作会社の友人と話す機
会がありました。

その大手企業のホームページは、「Flashてんこ盛り」の構成で、対検索エンジ
ンの視点ではかなりよろしくないことになっていました。このホームページが
近くリニューアルをするそうで、それを機会にホームページに求められるもの
が大きく変わったそうです。

これまでは、サイト訪問者に洗練されたイメージや驚きや感動を与えることに
軸足がおかれていたのに対して、今後は検索エンジン経由も含め、情報を確実
に伝えることに軸足をシフトすることなったそうです。いわゆるSEO(検索エン
ジン最適化)を意識したホームページ作りです。

ところが、その友人とSEOについて話していると、どうも話が噛み合わないこと
に気が付きました。それは、SEOに対する考え方に基本的なズレがあったからで
す。

その友人は、SEOを「検索エンジンで上位に表示されること」と捉えていました。
決して間違いではないのですが、これは検索エンジン「上位」化というべきで、
検索エンジン「最適」化とはまたニュアンスが違うというべきでしょう。。

検索結果の上位に表示されればより多くのアクセスが見込め、その分ホームペー
ジ上での顧客のアクションも期待できます。ただし、ただアクセスがあれば良
いわけではなく、自社の顧客に繋がるような検索キーワードで上位に表示され
且つアクセスがあることが、同時に重要になります。

整理をすると、SEOは以下の2つを大きな柱とすると言えると思います。

1)どのようなキーワードで上位に表示されることを目指すか
2)1)のキーワードで如何に上位に表示されるようにするか

先の友人の話では、1)の部分がスッポリと抜けていたことが、話が噛み合わ
ない原因でした。そして、1)こそがSEOを最大のキモであり、最もアタマを回
転させるべき部分であると言えるでしょう。

2005.10.26


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