[目からウロコのインターネット活用術]
言葉
Eメールによる商談や連絡、Webサイトによる情報発信などがされていく中で、
言葉の重要性は高まるばかりです。電話なら、すぐに言い直したり口調やトー
ンを変えることで様々な意思表示やニュアンスの表現ができます。さらにFace
to Faceなら、顔の表情や身振り手振りを交えて、さらに細かに意思表示やニュ
アンスの表現ができるでしょう。
ところが、ひらがな、カタカナ、漢字、記号、英語など、文字だけで表現しな
ければならない「Eメール」、文字の大小や色、画像やイラスト映像で付け加え
られる表現手法はあっても基本的には文字が中心の「Webサイト」。ここ最近よ
うやく慣れ親しみだしたインターネット内の二大コミュニケーションツールに
おいて、相手に対して自らの意図や意思を正しく表現することはビジネスにお
いても重要なファクターになっているのではないでしょうか?
相手に対して「○○」と伝えたいと思っていたことが、言葉下手のせいで「△△」
となってしまったり、はたまた「◇◇」となってしまっていては、うまくコミュ
ニケーションがとれないのも無理はありません。文字だけの表現が中心のイン
ターネットでは、様々な誤解が生じやすいのも現実です。その中で効果的にコ
ミュニケーションを行うためにも、言葉を多く正しく知り、インターネット上
で適切な表現となるように留意しなければならないのです。
・相手を呼び捨てにしたEメールを送ってしまった
・言葉の意味を取り違えられて、怒りをかってしまった
・相手の会社名を間違えて書いていた
・こちらの意図したことがまったく通じてなかった
・半角カタカナのせいで@@@@@というような意味不明な文章になってしまった
などなど、言葉がらみのマイナス面
・Eメールだけで、相手に感動を与えた
・Webサイトの文章が読みやすくなった
・Webサイト内での商品説明をきっかけに、顧客が増えた
・Webサイトで会社を目一杯表現することができた
・検索エンジンで上位に表示されるようになった
といった言葉を有効活用したプラス面
言葉を用いたコミュニケーションの上手下手でのおかげで、ずいぶんとビジネ
スも左右されそうです。IT活用を推進していけばいくほど、Eメールしかり、
Webサイトしかり、言葉の重要性は高まります。自らの言葉磨きをするために、
まずは「読む」「書く」「話す」といった基本スキルの徹底からはじめてみま
しょう。「たった一言」「ほんの一文」「何気ない言葉遣い」など、ちょっと
した変化でだいぶ変わって見えるものです。
2002.05.22