[目からウロコのインターネット活用術]
そのホームページ、お客さんは誰ですか?
イーナチュラルなら、東京近郊の中小企業。魚屋さんなら、近所の奥様方。釣
具店なら、釣りを趣味にしている人。などのように、それぞれの企業にはそれ
ぞれのお客さんがいます。最近よく使われている言葉で言えば、ユーザーでしょ
うか?
ここで言う「お客さん」は、読者の方々それぞれの属する企業の「お客さん」
をイメージしてください。イーナチュラルのお客さんの話ではありません。言
葉って難しいですね。
さて、お客さんが「お金を払いたい」と思わなければ、企業は繁栄できません。
だとすれば、ホームページも当然「お客さんに価値を与えられる」ものでなけ
ればなりません。使いやすい、面白い、きれい、情報が豊富と、価値を高める
ポイントは業種やWEBサイトの内容によって変わりますが「お客さんに価値を与
えられる」というポイントは変わらないはずです。
ところが、いざ自社のホームページを制作しようとなると、お客さんのことよ
りも自分たちの判断基準を採用しがちなようです。お客さんには馴染みがない
業界用語で案内をしてみたり、お客さんの年齢層には不向きなデザインにして
みたり、などと気づかぬウチに自社のエゴが出たホームページを目にすること
があります。
ホームページにも、自社の個性と「お客さんに価値を与えられる」ことのバラ
ンスがポイントだと思いますが、「お客さんが求めていたそのもの」そんなも
のができたら、結果も伴ってくることでしょう。
ホームページばかりでなく、各種販促ツールや、事業そのものについても
「お客さんは誰ですか?」という自問自答は効果がありそうです。
2001.10.10