[目からウロコのインターネット活用術]
弁慶の七つ道具
商談中や商談に行く前の電車の中で、「あの時のあれはどうだった?」「あれ
はやったのはいつだった?」などと顧客情報が欲しくなることって、意外と多
いですよね。そんな時、「社に戻ってから調べて連絡します」なんてことでは、
せっかくの商談のチャンスを逃してしまうことにもなりかねませんし、そもそ
も時間のロスになってしまいます。社内の人間に聞くこともできますが、膨大
もしくは詳細なデータとなると口頭で伝えるのは一苦労です。
営業をする上で、単一サービスを「売り込む」だけの場合は、その情報を一通
り鞄に詰め込んでいけばどうにかなるかもしれませんが、今流に言えばソリュー
ション営業(少し歯が浮きますが...)といった、顧客の「課題を解決」をしよ
うとする場合には、ありとあらゆる選択肢が考えられるため、それに対応する
紙の資料を鞄に詰め込むことは不可能に近くなってしまいます。
そんな時に役立つのが日頃のペーパーレスと、インターネットの有効活用です。
以前にもお伝えしたとおり、イーナチュラルでは紙の情報をスキャナで取り込
んでデータ化しており、顧客毎の行動履歴と共に保存してあります。これがす
べて紙の場合は、何kgにもなってしまってとても持てる状態ではないのですが、
幸運なことにデータは情報機器さえあれば持ち運びが可能です。
日頃のデータ入力・管理はデスクトップパソコンで行いますが、外出の場合に
は情報閲覧のために様々な機器を活用しています。電話や急ぎのメール用には
「エッジ」。スケジュール管理やToDoリスト、電車時刻表などには名刺サイズ
の「DataSlim2」。そして、顧客情報閲覧やプレゼン、インターネット利用など
にはノートパソコン「メビウス」をと、3種類の情報機器を持ち歩いています。
3つも!と思いきや、携帯電話は今やほどんの方が持っていますし、名刺入れ
にも入ってしまうほどの小さな電子機器を持ったおかげで、紙の手帳がいらな
くなりました。そのため、人より多いのは約1.3kgのノートパソコン1台だけで
す。これで社内データのすべてを閲覧できるのですから、こんなうまい話はあ
りません。
おかげで、営業は順調に...なんて、道具だけでうまくいくほど甘くはありませ
んが、欲しい時に欲しい情報にアクセスできる環境を整えておくことは、営業
促進や業務効率化のために欠かせないということには変わらないでしょう。
そんなわけで、齋藤伸也版「弁慶の七つ道具」とは
・どこでも話せる携帯電話
・どこでも情報管理ができる小型情報機器
・どこでも社内データやインターネットにアクセスできるノートパソコン
・なんでも書けるペン
・なんでも書ける白紙
・なんでも撮れるデジタルカメラ
・なんでも入るカバン
後は、自分が弁慶になることができれば、恐いモノ無しです。
※DDIポケット「エッジ」 http://www.ddipocket.co.jp/
※シチズン「DataSlim2」 http://dataslim.angel.co.jp/
※シャープ「メビウス」 http://www.sharp.co.jp/mebius/
2001.05.23