[目からウロコのインターネット活用術]
IT革命 あなたなら?
鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス (織田信長)
鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス (豊臣秀吉)
鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス (徳川家康)
という言葉がありますが、これが部下なら・・・
できぬなら 首にしちゃえ 俺の部下
できぬなら やらせてみよう 俺の部下
できぬなら できるまで待とう 俺の部下
では、自社のIT革命なら・・・
起きぬなら やめてしまえ IT革命
起きぬなら 起こしてみよう IT革命
起きぬなら 来るまで待とう IT革命
さて、皆さんはどうしてますか?
IT革命というのは、言葉先行のところが若干ありますが、社内のIT革命が
プラス作用をもたらすものだとすると、何かした方が良さそうな風潮ですよね。
でも、いったいどうしたらIT革命になるんでしょう。そこで、IT革命を次
のように考えてみます。
IT「の」革命を起こすのではなく、IT「で」革命を起こす
顧客へのサービス向上、生産性向上、社内の情報共有、業務スピードアップ、
省力化、コスト削減、営業先開拓、提携パートナー獲得、仕入れルート確保、
などなど・・・やらなければならないことは、山のようにあるはずです。そん
な時にちょっとだけITの力を借りると、その効果を高めることができるので
はないでしょうか。意外と簡単にできたり、思ったより苦労したりと、道具で
あるITを使うには道具に応じたセンスが必要ですが、一度使い方さえ覚えて
しまえば体に染みつくものです。
小学生が公道で車を運転するのは難しいですが、家の近くを歩いて交通ルール
を覚え、自転車に乗れるようになって道具の便利さを知るようになります。そ
して、バスや電車で多くの人が利用する交通機関の便利さを覚え、タクシーを
利用すれば個に対するサービスの快適さを覚えます。いずれは、教習所に通っ
て車を運転するようになるのですが、免許をとってすぐに上手く運転できるわ
けではありません。経験を重ねていくことによって、運転のコツを身につけて
いきますよね。おそらくITもそれと同じです。道具に使われるのはイヤです
が、うまく使えば便利なものですから使わない手はありません。IT革命とい
えば大げさですが、はじめのうちはちょっとした変化で十分だと思います。う
まくすれば小さな変化が変革になり、そしていずれは革命となっていくことで
しょう。
そう、企業の目的を果たすために、IT「で」革命を起こすのです。
2001.03.14