[目からウロコの企業Web活用術]
データを生かすも殺すも自分次第
店舗のPOSデータがあっても、営業マンの営業成績があっても、それを見ただけ
では売上は上がりません。「なぜ、こうなったのだろう?」「どうしたら、伸
びるだろう?」というような視点を常に持ち続けることが重要です。たとえあ
たり前の結果になったとしても、あたり前の結果になるプロセスがあり、様々
なファクターとの因果関係があって出てきたデータのはずです。目の前にある
データを生かすも殺すも自分次第、アクセス解析でも同様のことが言えます。
例えば、ユーザーの8割は検索エンジン経由で来るという現在、検索エンジン
最適化(SEO)といわれる手法で検索エンジンの上位に表示されることで、アクセ
ス数は増えるでしょう。ところが人が集まったけどまったく売れない、そんな
声も耳にします。おそらくそのサイトには何か問題があるのでしょう。サイト
への誘導の仕方、商品やサービスの見せ方、サイト内でのユーザー誘導の仕方、
様々なユーザーに対応できる準備など、ホームページの運営もまさに営業やマー
ケティングそのものなのです。
ホームページに手を加えた場合、必ず変化が起こります。ユーザーの行動パター
ンが変わった場合ももちろんアクセス状況に変化が起こります。ホームページ
の中では、ユーザーがそれぞれの意思を持って行動をして購入や申込をする、
または去っていくというように行動をしています。それらをデータとして確認
し、些細なサイトの変化やユーザー行動の変化を読みとるのに欠かせないのが
アクセス解析です。
「ホームページで売上を伸ばす」「ホームページで問い合わせを増やす」といっ
た営業・マーケティング志向のホームページを実現するには、営業・マーケティ
ングの視点でアクセス解析することが必要です。
2003.04.09