[コレが気になる!]
とても使いやすくなったMovable Type 4.1
以前のメルマガでMovable Type4について触れましたが、今回はその後バージョ
ンアップ版として出荷されたMovable Type 4.1(以下MT4.1)についてです。
※以前の記事「MovableType4 の4つの便利な機能」
http://archive.mag2.com/0000057397/20071212220000000.html
MT4.1では、それまで別途有料のプラグインだった「カスタムフィールド」とい
うプラグインが標準機能となりました。
名前からある程度その機能は想像できるかと思いますが、もともとMovable
Typeには、例えば個別記事(エントリー)であれば
・タイトル
・本文
・追記
・概要
・キーワード
・タグ
といった入力欄(フィールド)が用意されていました。
ブログを書くには充分ですし、HTMLの知識があれば本文だけでほとんどは賄え
ます。しかし、逆に言えば普通はブログを書く程度にしか使えず、凝ったこと
をしようとすると、「○○を表示したいときはキーワード欄に△△と入力」と
いったイレギュラーなことをする必要がありました。
それを解決するのがプラグインなのですが、標準機能ではなかったので、バー
ジョンアップ時や、正常な稼動の保証など難しい問題もあったため積極的に使
われていたとは言い難い状況でした。
それが、このMT4.1からは標準機能として搭載され、自由に入力欄を設計し、と
てもシステマチックに運用できる、高度なCMSとしての利用が可能になったので
す。
例えば不動産物件を紹介するコーナーであれば、住所、価格、条件、間取り、
外観、といった入力欄を用意して入力していけば誰でも簡易物件データベース
を作ることが出来ます。
セミナーを頻繁に行うなら、メールフォームプログラムと組み合わせて、予定
表と参加申し込みを同時に更新するようなことも可能です。
他にもカテゴリや記事で自由にテンプレートを選択したり、内容によって一覧
からのリンク先を切り替えたり...もちろん制作にはこれまで以上にしっかりと
した設計・検証が必要になりますが、一度作れば数年は使うものなので、是非
この新機能で使いやすくしたいものです。
2008.03.12