[コレが気になる!]
サイトを改善したらアクセス数が…
皆さんも自分のサイトや自社のサイトのアクセス統計をご覧になる機会が多い
と思いますが、サイトに手を加えて気になるのは、やはりアクセス数(ページ
ビュー)の場合が多いと思います。
当然、誰もアクセス数を減らしてやろうと思って作業をすることはないはずで
す。しかし、結果を見るとガクンと減ったアクセス数。「しまった!」と思い、
元に戻そうかと思案してみたり…。
でもココで慌てる前に、「自分たちがどんな作業をしたのか」をもう一度思い
返してみましょう。
・メニューなどのナビゲーションを改善した。
・重要なページへのリンクを判りやすくした。
・コンテンツの整理をしてページ数が減った。
こういった事に覚えがあれば、アクセス数そのものが大幅に減る可能性は十分
にあります。
1番目と2番目では、閲覧者が“迷わず”目的のページにたどり着き、閲覧を終
了する場合が多くなります。3番目ではそもそもページ数が減っているので、ほ
とんどの場合は単純に閲覧数も減るでしょう。
閲覧者にとってみれば、判りやすいナビゲーションと整理されたコンテンツが
あるのは良いことで、より重要な情報にたどり着く可能性が高くなります。
アクセス数は、(訪問者数×平均閲覧ページ数)でもあります。ここに挙げた
例ならば、訪問者はさほど変わらず、平均閲覧ページ数だけが下がっている事
が多いはずです。仮に、改善後の平均が、改善前と同じだった場合の数字はど
うでしょうか。
サイトの平均閲覧ページ数が高いことが、訪問者の「熱心な状態」を表してい
るのか、「判りづらい・迷う状態」を表しているのかは、行動解析(IP毎の閲
覧ページ)を見るとある程度の推測が出来ます。
アクセス数は解りやすい数字だけに、その上下に一喜一憂しがちですが、変動
の原因を推測して、運営の目安として上手く活用したいものです。
2006.10.11