[コレが気になる!]
3ヵ月で209個
皆さんのパソコンにはウイルス対策ソフトが入っていますか?
ソフトにもよりますが、活動ログを見ることで過去にどの程度ウイルスの脅威
に晒されていたのかが判ります。
私が使っているパソコンのログによれば、過去3ヵ月で209件の検知がありまし
た。年間では1000件を超えそうな数です。このパソコンは業務にのみ利用して
いますので、その大部分はメールで送りつけられたものです。
一方、家で使っている私用パソコンでは年間で1万を超す数のウイルス検知があ
りました。家でも日常的にネットを利用しているため、誤検知も含め、1日に30
件程度は反応するようです。
この10倍にもなる差を見ても、業務用パソコンと私用パソコンを同一にするこ
との危険性は感じられると思います。また、メールで届くウイルスはほとんど
が大量メール送信ワームである「Netsky」系のウイルスですが、最近流行って
いる情報漏洩の原因となるウイルスの中には、独自のWEBサーバー機能でパソコ
ン内のファイルを勝手に公開し、さらにその情報を特定の掲示板で公開するも
のまで存在します。
特にファイル共有と情報漏洩がセットで語られることが多くなっていますが、
「Antinny」のような特定共有ソフトをターゲットにしたウイルスで無い限りは、
未知のファイルを開くことに無防備になっているファイル共有が主な感染経路
になっているだけで、実際には様々な経路で感染する可能性があります。「ファ
イル共有をしていないから大丈夫」というのは間違いです。
業務でホームページから個人情報を取得するケースはとても多く、例えば資料
請求のメールも、氏名・住所・メールアドレスなどが含まれる立派な個人情報
です。漏洩によって失った信用を取り戻すのは大変な労力が必要です。ソフト
だけでなく、業務と私用の切り分けも含めてしっかりとした対策をしましょう。
参考:
▼「攻撃はマス型からスピア型へ,日本産ソフトも狙われる」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060907/247469/
▼国内を襲った「Netsky」ウイルスの猛威
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/Security/20040407/1/
▼HDDの全内容を公開する「山田オルタナティブ」、Winny利用者以外も注意
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/03/03/11106.html
2006.09.13