[コレが気になる!]
SEOと4種類のリンク
SEO(検索エンジン最適化)とブログの普及のおかげで、テキストでリンクされ
ているメニューを見てもそれほど気にならなくなりました。イーナチュラルが
検索エンジンを意識し始め、いろいろと試行錯誤して検索エンジンに気に入ら
れる様なHTMLを模索していた時はまだSEOという言葉もなく、ブログもまったく
存在していませんでした。その為、メニュー部分に画像ではなくテキストを使
うということに対し、「貧弱」という評価がくだる場合もありました。現在で
は重要なキーワードを含むリンクはテキストにすべきという考えが一般化し、
背景やタグを工夫してより見やすいメニューをテキストで作ることが制作テク
ニックの1つとなりました。
まとまったリンクには大きく分けて4つの種類があります。
1.サイト内ならどこでも同じ物が表示されるグローバルメニュー
2.カテゴリー毎に表示されるリンク(サイドメニューが多い)
3.コンテンツからリンク
4.パンくずリンク
この中でテキストリンクにすべき項目はどれでしょうか?1はヘッダー部分は
グラフィック、フッターメニューはテキストといった感じでしょうか。3と4
は当然テキストリンクですね。問題は2番目です。サイドメニューは同一カテ
ゴリーのページを連続して閲覧する際もっともよく使われ、閲覧している自分
の位置をつかむのにも、他のどのページへ移動しようと思うかにもかなり影響
します。そのため、閲覧しているページがわかる様にメニューに「アクティブ
状態」を表示したり、階層がわかりやすいように表示したりします。タグは<ul>
と<li>でリスト化するのが一般的です。検索エンジン上もユーザビリティから
見ても問題ありません。
ただし一つだけ問題があります。それは各ページがフラットになってしまうこ
とです。サイトの構成上は確かに同一階層で、他のページと同じ並びになると
しても、閲覧者にどうしても読んでもらいたいページに対しての提供側からの
「思い入れ」を入れることができません。ブログをCMSとして利用する例が増え
てきて、この傾向がさらに顕著になっています。メニューがフラットになるな
ら別の手段で誘導を考えるべきです。サイト内バナーやメニューに画像をつけ
てメリハリをつけることにより、「思い入れ」を伝えることができます。
SEOに気をとられてサイトへ訪れた人に「思い入れ」を伝えるのを忘れていませ
んか?魚を並べるだけでなく「奥さん今日はサンマがおいしいよ」と声を掛け
る魚屋の様にリンクにも「思い入れ」を入れてあげましょう。
2006.02.22