[コレが気になる!]
ページデザインで気をつける4つのポイント
サイトを構築する中で、様々な工程がありますがやはりデザインを気にされる
方も多いと思います。私が10年間デザイン業務をしてきた経験から、気をつけ
るべきポイントを4つ挙げます。
1.デザインをするためには設計が必要です
一般にレイアウトというとデザインの領域でもありますが、ホームページでは
メニューの位置や、最も伝えたい内容など、要素の配置はデザインよりも前の
設計段階で決めるべきです。見た目の良さや斬新さだけで決めると閲覧者が迷
う原因になりかねません。レイアウトだけでなく基準となる文字のサイズやカ
ラーコンセプトも設計の範囲です。
2.関係者の好みに偏らないようにする
サイト構築に関わる人は直接、間接問わず大勢います。経営者はもちろんのこ
と、社内の担当者や外注先の営業、ディレクター、デザイナーetc...
しかし、ホームページを実際に見て利用するのは閲覧者(=顧客、顧客になる
人)です。ターゲットにしている閲覧者層の嗜好を基準に考えましょう。
3.ディテールにこだわり過ぎないようにする
ホームページは閲覧者の環境によって違う見え方をする部分が多々あります。
例えば色はディスプレイや照明によってかなり変わりますし、テキストもブラ
ウザやパソコンに入っている書体によって大きさや折り返し位置なども変わって
しまいます。こだわりは大事ですが、ある程度はデザイナーなどに任せて、そ
れが目的にならないようにしましょう。
4.クリックしてもらえるデザインになっているか確認する
ホームページは最初に訪問されたページから次へ次へと、より詳しい情報を閲
覧してもらう必要があります。デザインに凝りすぎて、押せそうで押せないボ
タンのようなグラフィックがあったり、リンクテキストの色が他のテキストと
同じ色だと、内部で移動する前に混乱してホームページを去ってしまいます。
以上の4点は最低限気をつけた方が良い点で、実際にはもっと様々な要素が存在
します。いずれにしてもページデザインはサイト構築の1工程であるというこ
とと、「綺麗な・格好良い・斬新な・センスの良いデザイン」=「効果のでる
デザイン」とは限らないということを頭の片隅に置いておくと良いかもしれま
せん。
2005.09.14