[コレが気になる!]
サービスサイト37%、Blogサイト14%
企業がBlogを使って情報を提供するところが増えている様ですが、一般的な企
業サイトとの違いは何でしょうか?今回はアクセス解析から分かる企業Blogの
特徴を弊社のBlogサイトを例に考えてみたいと思います。
弊社のサービス提供サイト「いちにのさん.com」を閲覧した人の内、1ページ
のみ閲覧して去ってしまった人は63%です。つまり、2ページ以上閲覧した人は
37%です。
弊社のWebマーケティング情報サイト「eNatural.org」を閲覧した人の内、1
ページのみ閲覧して去ってしまった人は86%です。つまり2ページ以上閲覧した
人は14%ということになります。
この差は何でしょうか?これは弊社のBlogサイトが1ページで情報が完結する
ようにできていることと、そしてBlogサイトのナビゲーションが他のページへ
の誘導をあまりしていないことが原因かと思われます。企業サイトの場合は、
サイト全体として内容のバランスを考えますが、Blogサイトの場合は情報の幅
や深さに制限をなるべく設けず、1ページ完結で次々と記事を投稿していく形
にしています。カテゴリーという枠があるので、あるテーマに従った情報の配
信にはなりますが、他の記事との関連性は企業サイトの各ページ間の関連性と
比べるとかなり薄くなります。こういった特性から、サイト内の他のページに
誘導しにくいサイトになっており、結果的に閲覧者が他のページを見ずに別サ
イトへ行ってしまうのでしょう。
企業にとってのBlogの運営は非常に手間がかかるものです。アクセスの割には
自社サービスの顧客に結びつく確率も低く、Webマーケティングの中では検証
も難しい部類に入ります。ただし、Blogの特性として、客観的事実ではなく、
主観的意見を述べる場という傾向があるので、自社の考えやスタンスなどを伝
えるには絶好のアイテムです。
これから企業Blogを行おうと考えている方は、Blogの得意、不得意、アクセス
の特性をつかんで、自社との相性をきちんと検討してから始めた方が良さそう
です。
2004.08.11