[コレが気になる!]
3つのクリック測定方法
ホームページにおけるメニューは通常同じ大きさで、同じ形をしています。と
ころが見てもらいたいページは同じではありません。その為、どうしても閲覧
して欲しいページがある場合は、メニューの他にバナーなどの個別リンクを追
加します。その結果1つのページから同じリンクが複数張られることになりま
す。実際にどれがクリックされたかを知るにはアクセス解析ではできません。
必要なのはクリック測定です。主なやり方は以下の3つでしょう。
1.リンクに引数を付けて解析上別リンクに見せる
2.ジャンプページを間に入れてクリックをカウントする
3.JavasScriptでクリックのイベントを取得してクリックをカウントする
1の「リンクに引数を付けて解析上別リンクに見せる」やり方は対象となるリ
ンクに?をつけてその後に特定文字を入れる方法です。具体的には
<a href="hoge.htm?1">リンク1</a>
<a href="hoge.htm?2">リンク1</a>
<a href="hoge.htm?3">リンク1</a>
といった形でhtmの後に認識する為の文字を入力するやりかたです。プログラ
ムでないhtmに引数(ひきすうと言います)をつけても無視されますが、アク
セスログには残る為、アクセス解析を使うとクリック率を把握することが可能
です。
2の「ジャンプページを間に入れてクリックをカウントする」は直接リンク
をはるのではなく間に専用のcgiなどを入れてリンクするやり方です。
例
<a href="jump.cgi?url=hoge.htm&id=1">リンク1</a>
<a href="jump.cgi?url=hoge.htm&id=2">リンク1</a>
<a href="jump.cgi?url=hoge.htm&id=3">リンク1</a>
CGIにより個別のクリック状況が把握できます。
3の「JavasScriptでクリックのイベントを取得してクリックをカウントする」
は少し複雑です。リンクの周りに領域名をつけて、その中のリンクがクリック
されたときにJavaScriptでプログラムを呼び出すという方法です。
例
プログラム呼び出し用のJavaScript(outLog)の定義後
<span onClick="outLog(1)"><a href="hoge.htm">リンク1</a></span>
<span onClick="outLog(2)"><a href="hoge.htm">リンク1</a></span>
<span onClick="outLog(3)"><a href="hoge.htm">リンク1</a></span>
それぞれメリットデメリットがあります。
1はリンク先のURLが変わってしまう為、検索エンジンに別リンクとして認識
されてしまう可能性があります。ただしアクセス解析さえしていれば簡単に効
果測定ができます。
2はリンク先がCGIになってしまう為、検索エンジンに別リンクと認識されて
しまいますが、アクセス解析をしていなくても個別に効果測定が可能です。
3は検索エンジン対策的には全く問題がないのですが、閲覧者がJavaScriptをOFF
にしていると効果測定ができないという問題があります。
どれがいい、悪いというとうよりは状況に応じて使い分けるといったものです
が、どれもそれほど大きな手間がかかるものではありません。
トップページにおいてサイト内への誘導バナーなどを使っているサイトが多い
にも関わらず、ソースを見てみるとほとんど個別解析していない様です。何と
なくではなく、サイト内リンクの効果をきちんと把握しておきましょう。
ちなみに「いちにのさん.com」では1のやり方で解析しております。アクセス
解析で他のページの傾向と一緒に把握できるのが採用の理由です。
2004.07.28