[コレが気になる!]
Webマスタースキルを5段階評価
ホームページをできる営業マンにするために、Webマスターはどのようなスキル
が必要なのか?また自分が現在足りない知識は何なのか?常につきまとう問題
ですね。お手本となる教科書もなければ、どれくらいのスキルを持っているべ
きかをはかる目安もない。いったい何を基準に考えればいいか悩む所です。
イーナチュラルでも、Web運用のコンサルティングを行っているのですが、お客
さんの課題を導き出し、到達目標は示すことができても、全体の中で現在その
どの辺りに位置づけているのかを示すことが難しく、どうしても当座の課題解
決を中心に着手してしまう傾向があります。これは学生でいうカリキュラム、
技術職でいうスキルセットが無いからでしょう。せっかくだからスキルセット
を作ってみようと項目の洗い出しを始めました。
WebマスターのスキルというとどうしてもデザインやHTMLの制作技術、IPネット
ワーク、プログラムなどと思いがちですが、実際は自社のこと、売上げの上が
るまでの業務のフローのこと、顧客層のこと、競合他社のこと、商品寿命のこ
となど、一見ホームページとは関連のないように見えることが実は一番重要だっ
たりします。そういう知識・知恵もスキルと考え、大項目、中項目、小項目、
詳細と4階層に分類して、質問形式にします。回答は「知らない」「概要を言
える」「評価できる」「詳細を知っている」「人に指導できる」の5段階です。
まるで通知票のようです。すべてが5である必要はありません。ホームページ
の現在の役割や運用体制などによりこのスキルはどれぐらい必要という目標目
安を設定をするやり方です。
Webマスターも業務が多岐にわたるようになり、分業化が進んでいます。その際
自分たちの会社にあったスキルセットをつくり、どの部分が弱いのか、アウト
ソーシングしすぎて、本来自社で考え、企画を立て、評価すべきことがないか、
など確認するのに役立ちます。また、広報や総務の一部でWeb運用を行っている
場合などは上司に仕事の内容を理解してもらうのにも役立ちます。業務の棚卸
しのようですが、一度スキルセットを作ってみて、5段階評価をすることをお
奨めします。
2004.01.14