[コレが気になる!]
メールマガジンからのホームページへの誘導率は平均1.4%
ホームページにを見るとサーバーにログとして記録されるものがいくつかあり
ます。その中でマーケティングデータとして活用できるものが3つあります。
1.閲覧した日時の情報
2.閲覧したページ名(URL)
3.その前に閲覧していたページ名(URL)
この3つのをうまく組み合わせて、閲覧者の動向を確認したり、どのページが
いつどれくらい閲覧されたかなどの意味のある情報に変換したのがアクセス解
析です。今回は2番目の「閲覧したページ名」に注目してみました。
皆さんが読んでいるこのメールマガジンで、このようなホームページへのリン
クを見たことがあるでしょうか? 例えば「いちにのさん.com」へは
http://www.12no3.com/
ではなく
http://www.12no3.com/?mm=61
^^^^^^
となっております。
実際にアクセスしてみるとどちらも同じページです。本来「?」はプログラムに
変数というものを伝えるのに利用しますが、そのページがプログラムでない場
合は無視されます。つまり「?ほげほげ」と入れても、「?abc=aaa」と入れても
同じページが表示されるのです。ところがログにはこの[?]以降もページの名前
として残ります。これを利用するとメールマガジンの効果測定が出来ます。
mm=61を含むページ閲覧数を計算すると、今回のメールマガジンから何人の人が
ホームページを閲覧したかわかります。皆さんの契約してるサーバーでも生ロ
グを提供しているところであれば、ダウンロードしてきて、秀丸などのエディ
ターでGrepという操作を行えば簡単に件数をカウントできます。
これを利用して、メールマガジン以外にGoogleアドワーズやプレスリリース、
ダイレクトメールなどの効果検証を行えます。イーナチュラルでは「?」以降
のセンテンスを「マーケティングID」と名付け、活用してきました。
実際にこのメールマガジンからのホームページへの誘導率を見ますと最高7.7%、
最低0.3%、平均1.4%でした。関心の高い情報を提供していると書き手が思って
いたとしても、実際には100人中1人か2人程度しかWebに誘導できていませ
ん。(メールマガジンのみで内容が完結するように書いておりますので、あく
までホームページは補助的な役割なので仕方がないと言えばそうなのですが…)
弊社はアンケートシステムも取り入れたり、Webから問い合わせをした方のきっ
かけがメールマガジンかを確認したり、メルマガに対してかなりシビアに考え
ています。
せっかく発行しているメールマガジン。ビジネスに本当に役に立っているのか
検証してみませんか?まずはメルマガにマーケティングIDを入れて生ログの解
析にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2003.07.23