[コレが気になる!]
「ブロードバンドにして良かった」と感じている人は99.7%
博報堂が今年の8月に約1万人に対して「ブロードバンド生活者の実態調査」
行った。統計結果はこのメールマガジンを呼んでいる読者にとっては目新しい
物はそれほどないかもしれなが、私が気になった項目はレポートの最初に出て
くる「ブロードバンドにして良かった」と感じている人は99.7%という数字であ
る。
ほぼ100%の人が満足するサービスというものが今まであったであろうか?この
数字を見る限り、今後ますますブロードバンドは普及し、情報インフラとして
不可欠なものになることは間違いなさそうである。
では上記をふまえて、コンテンツ提供側として何を考えなければならないだろ
うか? レポートでは「なんでも検索マシーン」「ダブル・スクリーン生活」
「リビング・ネット生活」と3つのキーワードでまとめている。
「なんでも検索マシーン」とは『インターネットに関わるストレスから開放さ
れた結果、「ちょっとしたことは、すぐにインターネットで検索」という生活
行動の変化が生まれた』ということらしいが、この行動パターンは仕事に従事
していても当然出てくると思われ、ビジネスのきっかけとしてますます検索エ
ンジンが利用されるということが予想できる。
Webの制作側としては、どのような人がどのような状態でページを閲覧しに来る
かということを想定してページづくりをしなければ、せっかく検索結果に表示
され、クリックされたとしてもその先(購買しよう、サービスを受けようとい
う気持ち)まで気持ちを高めることができないということをより意識しなけれ
ばならない。自社にとって当たり前の製品や業界の情報でも買い手にとっては
分からないことだらけというのが一般的である。一度自社ページを見直して、
利用者が検索結果から来た際、必要としている情報にすぐにたどり着けるかを
チェックする必要がある感じた。
※博報堂「ブロードバンド生活者の実態調査」
http://www.hakuhodo.co.jp/news/2002/20021011_0.html
2002.10.23