[コレが気になる!]
日本のブロードバンド料金は世界1安い
ブロードバンドという言葉がもてはやされ、Yahoo!BBにより価格競争が激化した
結果、爆発的に普及したADSL。今では当たり前になってしまった常時接続高速
回線の普及は日本特有のことのようである。
総務省が行った「電気通信サービスに係る内外価格差調査(*1)」によると日本
(東京)におけるインターネットへの接続料金はADSLもケーブルテレビも世界
で一番安価になっているとのことである。しかも海外のADSLは512kや768kとい
う速度であるのに対し、日本は1.5M、8M、そして今では12Mととどまるところを
知らない状況である。
eJapanのスローガンを掲げ、IT化を進める政府に対し、これは追い風となっ
ていることであるが、実際のところその高速回線を活かせるコンテンツが少な
く、高速回線の必要性すら疑問視する意見もあがっている状況である。
しかしながらこれは、ITを使いこなす能力が普及するよりもインフラの普及
の方がたまたま早かっただけで、今後は企業や個人も情報や知恵をデジタル化
し、共有するためにこの世界で一番安いインフラを使いこなしていくだろう。
こんな世界一なら大歓迎である。
総務省 平成13年度 電気通信サービスに係る内外価格差調査の概要
(*1)http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020911_1.html
2002.09.11