[コレが気になる!]
ホームページ閲覧に8秒ルール
ホームページを作成する際の意識する項目の一つに「ページが素早く表示され、
閲覧者に去られないようする」というものがある。8秒ルール(*1)とも呼ばれ、
8秒以内に表示されないページはあまり閲覧されずに閉じられてしまうという
ものである。
総務省の発表によると家庭におけるADSL回線の普及数が約300万世帯(*1)、ケー
ブルテレビを利用したインターネット接続も約150万とのことである。しかも現
在も伸び続けているのである。
では1ページあたりのコンテンツ量も回線の速度アップに従って変わったので
あろうか? 速度を比較するとアナログ回線の接続は平均40kbpsぐらい、ADSL
は400kbpsぐらいで接続されているので、約10倍になった訳である。しかしその
分ページのコンテンツ量を増やしても構わないのかというと、決してそのよう
なことはないようである。モバイルので接続、回線を複数人で共有している会
社からの接続、ダイヤルアップ接続もまだまだ大多数なのである。従って8秒
ルールの基準は自社サイトにアクセスしてくる人の接続環境に合わせるべきで
ある。
自社サイトにアクセスしてくる人が高速回線であるかを判断する目安として、
既存顧客のインターネット接続環境を聞いてみるのが一番確実である。潜在顧
客や見込み顧客の業務形態も既存顧客に近いことが多く、当然環境も似てくる
のである。
貴社のサイトは顧客先から8秒で閲覧できますか?
(*1)アスキーデジタル用語辞典
http://yougo.ascii24.com/gh/77/007752.html
(*2)総務省DSL普及状況公開ページ
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/whatsnew/dsl/index.html
2002.06.12