[コレが気になる!]
ブルーレイディスクは27ギガバイト保存可能
VHS対ベータでビデオテープの規格を激しく争った、ソニーと松下。あれから
10年以上たった今、新たなビデオの記録メディア規格を今度は各企業仲良く発
表しました。青紫色レーザーを用いた大容量光ディスクビデオレコーダー規格
『Blu-ray Disc』です。大きさはCDと同じで、コンピュータのデータを27ギガ
バイト(現在のDVD-RやDVD-RAMは4.9ギガバイト)保存でき、VHSレベルなら13
時間、デジタルハイビジョンなら2時間の録画ができるとのことです。問い合わ
せ窓口が松下、ソニー、フィリップスとかつてビデオテープの標準を競った企
業が合同で進めています。
私たち消費者にとっては劣化がないデジタルデータを安価で大量に保存可能な
新たな記録メディアの誕生ということで喜ばしいことなのですが、果たしてこ
のまま落ち着くのでしょうか。27ギガバイトというと数字がどのくらいなのか
という点から見つめてみましょう。
27ギガとはフロッピーディスク(1.4M)約2万枚分、CD-ROM(640M)43枚分、400字
詰原稿用紙ですと3600万枚分のデータが保存できます。個人が論文や小説を書い
て保存したとしても一生かかっても一杯にすることは不可能でしょう。
しかしながら、数年前までデータの受け渡しはフロッピーディスクでおこなっ
ていたのが、今ではCDにデータを書き込んで渡すのが一般的となってります。
このことから考えると上記の様な大容量記録メディアも当たり前の様に必要な
時代がくるのかもしれません。
ソニーのプレスリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200202/02-0219/
2002.02.27