[コレが気になる!]
120万世帯がブロードバンドでインターネット
今年最後のメルマガということで、私なりに一番インパクトが強かった事柄の
数字をあげてみた。去年の今頃、私が以前の会社にいたときにはインターネッ
トの接続回線は128kbpsが一般だった。個人ではフレッツISDNが普及し始め、
やっと常時接続の時代が来たと思っていたものだ。ところが今や上記の約120
万世帯がADSLでブロードバンドでインターネットを利用しているのである。
私自身、前の会社で通信関係の仕事に従事し、通信業界の先を常に見つめてき
たつもりであったが、今回のADSLは全く予想できないスピードでの普及である。
ADSLはISDNの20倍以上の速度で通信でき、いくら使っても料金は3,000円程度。
しかも電話をしながら使うことができる。Yahoo!BBが牽引となって価格競争に
なったわけであるが、去年の今頃はまだフレッツISDNの料金が4500円、プロバ
イダーの料金は2000円程度していたのである。
去年の今頃、現在の状況を全く予想できなかった為、来年の予想をするのは無
意味かもしれないが、現在感じるのはこの高速インフラの割にコンテンツの充
実度が低いということである。今後Webを含め各コンテンツもブロードバンド
向けと今まで通りの64kbps向けの両方のコンテンツを準備し、新たな状況が訪
れるのではないかと思う。
総務省のDSL普及状況公開ページ
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/whatsnew/dsl/
2001.12.26