[コレが気になる!]
30年前と後のビジネス価値
大学のゼミの30周年OB会があり、参加してきました。ゼミのテーマは30年
間変わらず「ビジネスシミュレーションゲーム」です。業界を決めて、調査し、
会社経営シミュレーションを行うための仮想市場をコンピュータ上に作るとい
うものです。
経営の機能の考え方は長期計画、年間計画、販売計画、生産計画などその連携
は基本的な考えで変わっておりませんが、利用するツールが30年前と今とで
は全く異なります。30年前は汎用機と呼ばれるホストコンピュータを利用し
パンチカードを呼ばれる紙に穴を空けてプログラムをホストコンピュータに流
し込んだそうです。私が在籍した8年前はパソコン同士をつないでやっとLAN
がつながりはじめたころでした。今ではWebを使ったシステムに発展している
そうです。
世の中は絶えず変化していくものですが、その物事により変化する速度が違い
ます。経営の手法やマネジメントの仕方とコンピュータとでは全く変化の速度
が違います。習得した知識やノウハウが陳腐化したことを、思い出として語る
にはいいかもしれませんが、そこから生み出される価値がなくなる場合はビジ
ネスとしてみると大きな痛手です。
ビジネスに結びつけるための物事を習得する際、「今価値を生み出すか」「将
来価値を生み出すか」ということはよく考えますが、「何年先まで価値を生み
出すか」といことも考えなかればならないことを再認識させられる数字でした。
皆さんも今の業務価値が30年前どうであったか、30年後どうか(私は想像
できません)考えてみると自分が新たに何をすべきか見えてくるかもしれませ
ん。
2001.12.12