[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
システムの賞味期限
みなさんのホームページでは、何らかのシステムが稼働している
サイトが少なくないと思います。
お問い合わせフォームやCMS、予約管理や顧客管理など、
実際にはシステムが稼働しているサイトの方が多いでしょう。
一度作ってしまえば24時間休みなく稼働してくれるのはシステムの
良いところですが、一方でシステムにも賞味期限があることは
ご存じでしょうか?
「え、ナマモノではないのに賞味期限?」と思われるかも
しれませんが、自社のシステムは変わらずとも、周辺のシステムが
変化することで、継続利用が困難になるケースは実際に発生します。
一口に自社システムと言っても、自社単独の仕組みで稼働している
ものは限られていて、実際にはWebサーバーに元々備わっている
仕組みと連携しているシステムがほとんどだと思います。
この「元々備わっている仕組み」に何らかの変化があると、
今まで使えていた自社システムが、ある時から使えなくなることは
普通にありえます。
昨今ではランサムウェアによるシステム被害など、ネットを起点と
した犯罪も大がかりになってきていて、その対策は急務です。
その流れの中で、セキュリティ上の問題になっているのが、
ネット上で未だに多く稼働している古い「仕組み」の存在です。
皆さんの中にも、2000年代にサーバー契約しサービス内容や
サーバー機能は当時のままの方もいらっしゃると思います。
そして、そのサーバー上で構築された自社システムは、
当時の古い仕組みを前提に構築されているはずです。
前述したセキュリティの観点から評価すると、古い仕組みは
大きなリスク要因となり、その維持管理は現実的でなくなって
きています。
結果的に、新しい仕組みに移行せざるを得ないのですが、
その時点で古い仕組みを前提にした自社システムは、
正常に稼働しなくなる可能性が高いです。
すなわち、システムとしての賞味期限を迎えることになります。
この点を、トップや決定権者・担当者が理解していれば
問題ないのですが、方々で話を聞く限りではそうではないケースも
多いようです。
自社システムの賞味期限、きちんと把握できていますか?
2024.07.10