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コア アップデートで各所でアクセス減少が発生中
2023年11月と2024年3月の行われたGoogleのコア アップデートで
大幅なアクセス減少が起こっているサイトが確認されています。
Googleの検索アルゴリズムは日々チューニングされていますが、
なかでも検索結果に大きな影響をもたらす大規模な変更は
コア アップデートと呼ばれ、最近ではGoogleも公式にアナウンス
するようになりました。
2024 年 3 月のコア アップデートとスパムに関する
新しいポリシーについてウェブ クリエイターが知っておくべきこと
https://developers.google.com/search/blog/2024/03/core-update-spam-policies?hl=ja
上記のリンクにもある通り、今回のアップデートはスパムサイトを
狙い撃ちにしたものと言われています。
生成AIの登場により、大量のコンテンツを自動生成することが
可能になり、低品質なサイトがネット上に乱立し、検索結果でも
目にするようになりました。
このようなサイトを検索結果から駆逐すべく、コアアップデートが
導入されたと言われていますが、やや刺激が強かったようで、
スパムとは言えない善良なサイトのアクセス数も減少する結果と
なっているようです。
私の周辺でも、10月のアップデートでアクセス数が半減し、
さらに3月のアップデートで半減、と言った話を耳にしました。
実際、弊社で保守運用しているサイトでもアクセス数の減少が
見られます。面白いのは、事業案内などの主要ページは減少が
見られず、集客を目的としたブログ・用語集・FAQなどの
コンテンツで著しい減少が見られる点です。
状況的に、恐らく今回のコア アップデートの影響と考えるのが
自然かと思います。
これらのコンテンツはスパム行為を目的として更新している
わけではありませんが、幅広い集客を意識して意図的に話題を
選んだり・広げたりといった「工夫」はしています。
その「工夫」を「スパム」と言われるのは釈然としませんが、
この辺りの線引きはグレーゾーンであることは事実です。
一方で、アクセスは減少しましたが、お問い合わせ獲得には
目立った影響は見られず、減ったのは無駄なアクセスだけと
言えそうです。
広告収入が目的のサイトではアクセス減は大打撃になりますが、
お問い合わせ獲得が目的のサイトならば、CV数が減らない限りは
あまり気にする必要はないと言えます。
また、今まではスパムサイトに埋もれていて表示されなかった
自社コンテンツが、今回のアップデートを経て検索結果に
表示される未来もあり得るはずです。
今回のコア アップデートは良くも悪くも混乱を起こしていますが、
良い着地点をもたらしてくれるとGoogleさんに期待しています。
一周回って、Yahoo!のディレクトリ検索がよっぽど精度が高い、
なんてことになりませんように。
2024.05.08