[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
改善点は肩越しに発見しよう
先日のことですが、最近お取引が始まったお客様と、
自社で運営するECサイトの商品ページを見ながら、あれやこれやと
改善点のブレストをしていました。
私「商品ページに送料に関する記載が無いですね?」
客「あ、それならこのページに記載が。」
私「商品ページにもあった方が親切では?」
客「確かに!」
私「あと、納期はどのくらいですかね?」
客「あ、それはこのページに書いてあります。」
私「これも商品ページにあった方が親切では?」
客「確かに!」
ちょっとデフォルメして書いていますが、実際にこんなやり取りが
ありました。
これを見て「こんな基本的なことが出来ないのか」と思われる方も
いらっしゃるかもですが、お客様目線を意識して自社サイトを
改めて確認すると、意外と見過ごしていた改善点が見つかります。
例えば前述のようなECサイトでは購入ボタンがありますが、
そのボタンの文言も、お客様目線で評価すると気づきがあります。
カートに入れる:カートに入るだけで購入はまだだな
購入に進む:クリック先で支払い情報を入力するんだな
購入する:クリックしたら即購入?そんなことないと思うけど...
どれが良い・悪いという話ではなく、お伝えしたいのは
そのシチュエーションでのお客様の立場に立った時に、
ベストな表現を選択することでサイトのパフォーマンスは変わると
いう点です。
一方で、すでに見慣れている自社サイトをお客様目線で再評価する
には、フラットな視線が求められるのでなかなか難しいです。
そんなときは、例えば自分のご家族でも良いかも知れません、
第三者に代わりに自社サイトでの商品購入などを試してもらって、
その様子を後ろから眺めているだけでも発見があるかもしれません。
その際に、その時に考えていることを口にしながら
操作してもらえば、より多くの気づきがありそうです。
これは、いわゆるユーザビリティテストになりますが、
大がかりなものになると脳波・心電図・視線等も計測して総合的に
評価をしますが、まずは肩越しの観察者から始めるのは
いかがでしょうか。
2023.06.14