最近、新規のお客様と話をした際に、サイトのアクセス解析は
していないとおっしゃる方に何度か出会いました。

しかし、サイトのHTMLを確認すると、Google Analytics（GA）の
コードが記述されており、自社で把握していなかっただけで
実際にはアクセス解析が行われているサイトもありました。

制作会社さんが気を利かせて解析コードを入れていたため、
知らない間にアクセス解析ができていたという話なのですが、
そのようなほったらかしの状態のGAは、2023年7月までにGA4への
切り替え作業を済まさないと、解析データを記録しなくなるため
注意が必要です。

さらばユニバーサルアナリティクス、こんにちはGA4
https://www.enatural.co.jp/blog/ind-homepage_wo_dekiru_20220413.html

過去のコラムでご案内したように、GAは2023年7月から新しい
トラッキングコード「GA4」に移行する必要があります。

ただし、この切り替え作業は自動では行われず、ユーザー自身が
手動で切り替える必要があります。切り替えを怠ると、GAでの
アクセス解析ができなくなってしまうため、心当たりのある方は
設定を再確認することを強くおすすめします。

この件、切り替えが間近に迫ったこの時期であればもっと話題に
なってもよさそうですが、昨今のChatGPT関連の話題の影に
すっかり隠れてしまっている感もあります。

アクセス解析はあるタイミングの数字だけを見ても、分かることは
少ないです。一方で、蓄積された解析データの流れの中からは、
サイト改善のヒントが見つかることが多いです。

従って、アクセス解析はデータの継続性を保つことが運用上の
重要事項のひとつとなります。データを確実に取得できる
状態をキープしていきましょう。