ここ最近、事業のより上流にさかのぼってWebサイトを提案を
求められるケースが増えてきた気がします。

「より上流」とはどういうことかというと、
「こういうことをしたいので、こういうサイトを作りたい」という
要望ではなく、「今こういう状態だけど、Webで何をしたらいいか？」
という具合に、なんかしたいけどしたいことが決まっていない、
どうしたらよいかも分からない、という感じです。

それって、もはやWebマーケティングや制作などの話ではなく、
事業計画そのものだったりするので私にとっては大変難しい話です。

で、ないアタマなりに一生懸命考えた結果、商品を売るにしても
サービスを売る・運営するにしても、次の３つの条件がそろって
いないと、そもそも難しいなと考えるに至りました。

１）利益が出ること
当たり前ですが、十分な利益が出ないと事業の継続は難しい

２）ニーズがあること
そもそも求める人がいないと商売は成り立たせるのは難しい

３）自社で提供出来る
利益・ニーズが十分でも、自社で提供不能だと話にならない

１）～３）をそれぞれの円にしたときに、
３つの円がすべて重なり合う部分が存在しないと物事はうまく
いかないと、この年齢になって気がついた次第です。

「利益出る・提供可能・ニーズない」は自社に都合のよい話で、
「提供可能・ニーズある・利益出ない」は事業継続が難しいですし、
「利益出る・ニーズある・提供不能」は机上の空論と言えそうです。

こういうのは経営学の分野で語り尽くされているのでしょうけど、
Web制作を通して実体験出来るのは、それはそれで醍醐味ですかね。

事業を成り立たせるって難しいですね...