[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
ウェブコアバイタルを確認する
最も有効なSEO手段は、有益なコンテンツを作り続けることである。
最良のSEOプラクティスについてお客様から問われたとき、
あるいはこのコラムでも機会があればそのように述べてきました。
一方で、SEOには技術的な側面があること事実です。
昔であればそれはh1タグであったり、キーワードの出現率だったり
しましたが、検索エンジンが十分に優秀になった現在では、
それほど神経質に意識される場面は減ってきました。
その代わりと言ってはなんですが、ウェブコアバイタルについては
特にライバルとの競争が激しい上澄み何パーセントの世界では
無視できないという肌感覚があります。
ウェブコアバイタル、周りに聞くと意外と知らない人も多いよう
ですが、簡単に言えばWebサイト閲覧の快適さ度合いを
数値化したものです。例によってGoogleさんが提唱するものです。
ウェブコアバイタルは人に例えると健康診断のようなものですが、
健康診断に身長・体重などのいくつかの指標があるように、
ウェブコアバイタルにもいくつかの指標があります。
以下、ざっくりと説明しますと....
● LCP(Largest Contentful Paint)
ブラウザのウィンドウ上にホームページの内容が表示されるまでの
時間を示す指標です。
ホームページが表示される速さ、という理解で良いと思います。
表示が速いページは、それだけで快適ですよね。
● FID(First Input Delay)
閲覧者がページ上のリンクをクリックする等の操作を起こした時、
その操作にブラウザが反応するまでのスピードになります。
私の経験では、この指標が問題になることはあまり無いのです。
● CLS(Cumulative Layout Shift)
Cumulativeを辞書で引くと「累積する、累積の」とあり、
直訳すると「累積的レイアウト変化」という感じになります。
なんのことか、あまりピンときませんね。
CLSは視覚上の閲覧の快適さを表す指標になります。
ページを閲覧していて、広告等が後から表示されることでページの
レイアウトが変更して、意図せぬところをクリック・タップした
経験はありませんか? イラっとしますよね。
CLSは、このような不快なレイアウト変化が起こっていないかを
表した指標です。
...という3つの指標が重要と言われています。
さてコアウェブバイタルですが、
ネット上のツールで簡単に調べることが出来ます。
PageSpeed Insights
https://pagespeed.web.dev/
興味のある方は、自社 or 他社サイトの状態を調べてみるのも
良いかと思います。
人に例えると健康診断と前述しましたが、
身長・体重なども確かに重要ですが、社会生活を送るのにそれにも
増して大切なのは、その人の中身・人間性(ですよね?)。
それはホームページも一緒です。
2022.10.12