[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
難しいかもホームページ
先日、高齢の両親がスマホに機種変更をいたしました。
なにせ初めて触るので悪戦苦闘しておりましたが、
しばらくすると少しは慣れた様子。
そこで、練習がてらブラウザでニュースサイトでも閲覧してみたら
と水を向けてみると、早速取り組み始めました。
私は、その様子を後ろから眺めておりました。
Webサイトを制作する側の身としては軽くショックだったのですが、
ぜんぜん思うように閲覧が出来ていませんでした。
そこは明らかに押す(タップ or クリック)ところだろうという
場所が、華麗にスルーされます。
結果、必要な情報にたどり着けません。
PCサイトはそれなりに使える両親でも、
慣れないスマホになると
やはり一筋縄では行かないのだなと思いました。
これは別に高齢者だからという話だけではなく、
普段の接触量の違い、つまり慣れの問題が大きいと考えています。
スマホの小さい画面の中で、より多くの情報量を提供するために
タブやアコーディオン、ハンバーガーメニューなど、
レイヤー的な展開をするWebサイトが増えました。
しかし、それらは必ずしもユーザーフレンドリーとは限らないと
いう意見は以前からありました。
私の両親というかなり限定された観測範囲ではありますが、
タブやアコーディオンの先に情報が隠れているという概念は
身体感覚としてあまり直感的ではない様子です。
私のようなWebサイトを作る側の人間や、企業でウェブマスターを
務められてる方は、いろんなWebサイトを見すぎていて、
常人とは感覚がズレてしまってる部分があるのかもしれません。
ブラウザで出来ることが増えたことで、Webサイト上で
様々な表現手段で情報を伝えることが出来るようになりましたが、
「シンプルな方法でよくない?」と一歩立ち止まって考えることも
大切なのではと感じます。
この辺り、想定ユーザーのスキルをどの程度に見込みかが
難しいところであり、頭の使い処になるでしょうか。
親切なつもりでやったことが、
それがかえって難しいホームページとなる要因になってはいないか、
気をつけていきたいと思います。
2019.10.09