[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
構造化データで検索トラフィックが向上な事例
本コラムで、構造化データについて何度か触れたことがあります。
Google しごと検索は構造化データを活用
https://www.enatural.co.jp/blog/ind-homepage_wo_dekiru_20190213.html
構造化はとっても重要!
https://www.enatural.co.jp/blog/ind-homepage_wo_dekiru_20190227.html
相応に注目を集めている一方で、私の観測範囲では具体的な事例が
なかなか出てこないのでモヤモヤしておりましたが、
直近でこれは!と思える報告を目にしました。
SEOの世界に身を置いている人なら、ほとんどの人がご存じと
思われる、鈴木謙一氏のブログ記事を紹介したいと思います。
【事例紹介】FAQリッチリザルトで検索トラフィックが対前年比141%
https://www.suzukikenichi.com/blog/suntory-has-increased-search-traffic-by-141-percent-after-implementing-faq/
構造化データで懸念されるのが、
検索結果自体に自社コンテンツが表示されると、
閲覧者はそれでニーズが満たされ、結果的に自社サイトへの
トラフィックが減るのではいう点です。
が、上記の事例によれば逆にトラフィックが増えたという結果が
得られており、サイトを企画・運用する側に人間としては、
勇気づけられる事例です。
その理由は推測の域の部分もあり、
今回のサントリーさんでの結果が、他のサイトでも同様に
得られるかは、また別の話です。
また記事を読むと、単に構造化データを導入しただけではなく、
コンテンツの作り方も工夫をして、ユーザーの回遊を促すような
細かなテクニックを意識的に取り入れているようです。
それはそれとしても、このような結果が得られることがある、
という事例が報告されることはサイトを企画・運用する者に
とっては興味深いです。
ちょっと話はそれますが、
昨今のSEO的施策は細かすぎて伝わらないものも多く、
どんどんニッチ&マニアックな世界に片足を突っ込んでいます。
やっていることはシンプルだけど、その裏には深遠なる世界が
広がっているケースがあります。伝わらないですよね(笑)
いずれにせよ、今回の構造化データの取り組み事例は、
同業界の人間として参考になりました。
2019.09.10