[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
グレーなSEOの引力
一部メディアでも報道があったので、
目にした・耳にした方も多いと思います。
Googleが医療系キーワードの検索結果にメスを入れました。
医療や健康に関連する検索結果の改善について
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/for-more-reliable-health-search.html
今回の対策は、少し前に問題となった広告収益のみを目的とした
一部医療系情報サイトをターゲットとしたものと言われており、
たぶんその通りなのでしょう。
記事中にある「検索のおよそ60%に影響」が大きいのか小さいのか
ピンとこないかもしれませんが、これは異例に大きな数字と
言ってよいと思います。
Googleの検索結果は、今回のような大きな変更以外にも、
日々調整が加わっているはずです。
一方で、一夜にして検索結果がガラっと変わってしまうような
ドラマチックな変化はあまり好まないとも言われていて、
これまで「大きな変化」と呼ばれる内容でも、
検索結果のせいぜい数%程度だったと記憶しています。
それと比較すると「60%に影響」という数字はべらぼうに大きく、
今回の件をいかにGoogleが重大に捉えていたかがうかがい知れます。
さて、前述の一部医療系情報サイトが行っていたのは、
コンテンツの充実を図ることで集客を増やすホワイトなSEOではなく、
検索エンジンアルゴリズムの裏をかくことで上位表示を
画策した「グレーなSEO」と言われています。
さて、ここで少し考えておきたいのは、グレーなSEO=楽ちんと
いう話ではない点です。グレーはグレーなりに、たくさんの人の
知恵と労力が注がれ、相応の努力により成り立っているはずです。
しかし、今回のように「グレーはブラックである」とルールが
変わった途端に、それまでの努力(方向の是非はともかく)が
全て水の泡となるのは、何とも物悲しいものです。
そんなリスクを抱えながらグレーゾーンを探求する努力をするなら、
多少時間はかかろうとも王道を進む努力をした方が、
結果的に八方がハッピーと考えるのは私だけは無いはずです。
しかし、人は何故かグレーやブラックなものに引き寄せられます。
暗黒面には、人を引き寄せてやまない何かがあるのでしょうか。
2017.12.13