[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
CMSの便利なところ、リスキーなところ
インターネットで顧客と出会おうとすると、
顧客の課題に対応したコンテンツが必須です。
なぜなら、顧客は頭に浮かんだ課題を検索するからです。
「決算の節税」が気になる経営者は、
「決算 節税」「決算 節税対策」などと検索します。
「吉祥寺で1ルームマンション」を探している方は、
「吉祥寺 1ルーム」「吉祥寺 ワンルームマンション」
などと検索、といった具合です。
これらの数ある顧客ニーズに対応するためには、
ホームページ内に顧客ニーズの種類の分だけコンテンツ、
つまりページが必要です。
都度都度、ホームページ制作会社に制作依頼を出せば、
費用もかさんでしまうため、何らかのCMSを導入して
ホームページ運営をするケースが多いでしょう。
実際、イーナチュラルが携わるホームページでも
CMS(MovableType)を活用するケースがほとんどです。
CMSには、簡単に言えば↓このようなメリットがあります。
1. 即座にページを追加更新
2. 即座にサイト全体を追加更新
3. 即座に更新内容公開
そんな便利なCMSですが、先日こんなニュースがありました。
WordPress の脆弱性対策について:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20170206-wordpress.html
WordPress は、最もよく利用されている
ブログ・CMSのプラットフォームですが、
そのプログラムの一部に脆弱性が見つかり、
サイト書き換えのリスクがあった、というニュースです。
CMSは便利さの反面、インターネット上で動くプログラムが故に
こういったリスクがあります。
自分が操作をできる、ということはつまり、
他人も操作をできる、というリスクもあるということです。
前述のWordPress の脆弱性というのは、まさにそれでした。
「便利さ」と「リスク」は、トレードオフに近いかもしれませんが、
CMSのメリットを享受しつつ、リスクを回避する
というのもできないことはありません。
・仮サーバーでCMSを動かしてHTMLを生成し
・公開サーバーではHTMLを置いておくだけ
などと役割を分担して、メリットを活用しつつ
リスクを回避する運用方法です。
100%の絶対安全を求めると、ネットはリスクの塊みたいなもので
怖くて使えませんが、顧客と早く効率的に出会うため、
うまいこと活用していきたいものです。
2017.02.22