[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
キーワード至上主義SEOの終焉
Yahooの検索結果がSSL化されると発表されてから、
約1ヵ月が経過しました。
Googleのように一気に変わるのかと思いきや、
SSL化への移行は思ったよりもゆるやかなのようで、私の環境では
まだSSLに移行しておらず、周りを見回してもまだの人も多いよう
です。
ただ、いずれすべての環境でSSL化が完了するはずで、
そうなった時がアクセス解析で検索キーワードが確認出来た時代が
終焉をむかえるわけです。
検索エンジンが進化して、キーワードではなく文章の意味を
理解して検索結果を生成するようになった今、昔に比べれば
検索キーワードの重要性は相対的に低くなっているのかも
しれません。
ただ、そうは言っても検索キーワードはサイト改善のヒントに
繋がることも多々あったので、これが一切分からなくなるのは
痛手には違いないと思います。
では、これからのSEOはどうなるのか。
これについては、多くの方が模索中であると思います。
個人的には、2つの方向に分かれるのではと思っています。
ひとつは、よりテクニカルな方向に研ぎ澄ましていくSEOです。
膨大なデータを分析し、検索エンジンのアルゴリズムの特徴を
明らかにして、それをサイトに反映していくというアプローチです。
検索エンジンとのチキンレース的な感じでしょうか。
もうひとつは、顧客の要求に徹底的に寄り添ったSEOです。
キーワードではなく、顧客がネット上で求めている情報を徹底的に
洗い出して、その情報を発信していくアプローチです。
検索エンジンよりも顧客の要求により配慮するという点で、
Customer Request Optimization、CROと読んでもいいでしょうか。
そもそもSEOは、検索エンジンの性能が今よりも低かった時代に、
検索結果でより露出を増やすための様々なテクニックです。
誤解を恐れずに言えば、検索エンジンが充分に優秀ならば、
SEOは必要がないものと言っても良いと思っています。
「顧客がどのように検索するか」ではなく、
「顧客は何を検索するか」にしっかりと考えを巡らせる能力が、
検索結果でより露出をするためには必要不可欠になると
考えています。
2015.09.09