[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
CMSの光と影
「ページビュー(PV)を増やすにはどうしたらいいんでしょう?」
時々、そんな質問をお客様からいただきますが、ページビューを
増やすだけの話ならば答えはシンプルです。
サイト内にたくさんのページがあればよいのです。
最近あまり聞かなくなりましたが、
Webの世界にはロングテールという言葉があります。
簡単に言えば、「広く浅く」です。
月間で10PVを集めるページが2ページある場合と、
月間で1PVを集めるページが100ページある場合だと、
計算するまでもなく、後者の方が総合的なPVが多くなります。
ただ、ページをたくさん作るには手間と費用がかかります。
これを解決したのがCMSで、ページの制作負荷を大きく削減して
サイト内の多くのページを持つことを可能としました。
また、CMSの特性を活かして、一定のルールで機械的に
大量のページを作るサイトも多く見られるようになりました。
例えば、ページ内一部の県名や地域名が違うだけで、その周りの
コンテンツがすべて一緒なページが何百ページといった具合です。
そうやって出来たページが、閲覧者にとって意味のある情報に
なっていれば問題はありません。
ですが、実際にはPV稼ぎだけのページになっているサイトも多く、
そのようなサイトはユーザー体験を損なうサイトとして、
検索エンジンから低評価を受けるケースも出てきているようです。
CMSは手軽にページを作成出来る便利なツールですが、
その使い方を間違えると、自社にとって不利益になる場合も
あります。
月並みな表現になりますが、道具は使いようです。
2015.08.12