[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
使いやすさの未来
このコラムを書き始めたタイミングで、ちょうどiPhone用OSの
最新版となるiOS7.1がリリースされました。
個人的に、今回のリリース内容で注目しているのは、
いわゆる「ボタン」らしいデザインに変更出来る設定が追加に
なった点です。
実際にiPhoneを使っている方はご存じかと思いますが、
iOS7~はフラットデザインと呼ばれるデザインが採用されています。
全体的に装飾を抑えたシンプルなデザインとなり、
現実世界のボタンを模したような、いかにも「押せそう」といった
類のデザインが廃されることになりました。
その結果、スタイリッシュと評されるデザインを獲得しましたが、
一方で、iOSやスマホの扱いに馴染みの無い人、シニア層など
PCの扱いに慣れていない層を中心に使いにくさを指摘する声が
寄せられていたようです。
そんな声を受けて、冒頭のボタン表示設定が追加されたのだと
思います。
ホームページでも、デザインは重要な役割を果たします。
分かりにくかったり使いづらいデザインだと、閲覧者に伝えるべき
ことが伝わらず、お問い合わせや商品購買に影響が出るでしょう。
一方でサイト訪問者の、ネットへの習熟度・年齢層などは
千差万別で、すべての層に対して、分かりやすく使いやすい
ホームページを提供するのは至難の業です。
これまでは、ターゲットとなる層をある程度決めて、
その層に対して最適となるようなデザイン・作りにするという
アプローチを取っていました。
しかし、ユーザー層の多様化が進んでいくと、
それも難しくなるのではないでしょうか。
最近だと、PC・スマホ・タブレットそれぞれ向けにホームページを
用意することも多くなりましたが、それと同様にユーザー層別に
最適なホームページを用意する必要が出てくるかもしれません。
2014.03.11