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[ホームページを「できる営業マン」にする方法]

震災を経て、企業サイトのアクセス数はどう変わったか。

文/イーナチュラル :: 2011.05.25

東日本大震災から二ヶ月半が経とうとしています。
消費者行動に大きな変化をもたらすこの出来事の前後で、
企業サイトのアクセス数はどのように変化をしたのでしょうか。

弊社が管理している様々なお客様のアクセス結果から、
震災前の2月と、震災の影響があった3、4月を比較し、
1日の平均訪問ユーザー数の増減を調査しました。

すると

■訪問ユーザー減少サイト・・・72%
■訪問ユーザー増加サイト・・・28%

と、実に全体の7割強のサイトで、減少という結果でした。

さらに下記は、2月の値を100%とした場合の、増減率の平均を
訪問ユーザー減少サイトと増加サイト別に集計したものです。

■訪問ユーザー減少サイト(弊社管理サイトの72%)
----------------------------------------------------------
         │  2月  │  3月  │  4月  │
 ────────┼─────┼─────┼─────┼
 訪問ユーザー数 │  100% │  86%  │  92%  │

■訪問ユーザー増加サイト(弊社管理サイトの28%)
----------------------------------------------------------
         │  2月  │  3月  │  4月  │
 ────────┼─────┼─────┼─────┼
 訪問ユーザー数 │  100% │  143% │  132% │

多くのサイトの訪問ユーザー数が減少する一方で、
訪問ユーザー増加サイトの増加率もかなり大きいのが印象的です。

やはり地域や業界による直接的影響は大きく、
関東近辺の飲食業界や賃貸・新築などの業界は減少、
逆に住宅や土地の修理に関わる業界などは増加していました。
この結果は、みなさんの想像通りです。

しかし、業界的な理由以外でも増加していたサイトがありました。
それは「震災関連の有用な情報を積極的に発信したサイト」です。

CMSを活用するなど普段から情報発信に積極的なお客様は、
震災後もすぐみなさんの役立つ情報を発信していました。
「この状況の中、自社に何ができるか」を考えていたのです。

それが、3割弱に過ぎないサイトのプラスアクセスが、
7割を占める減少サイトのマイナス分を上回った要因の
一つと言えるでしょう。

あくまで弊社管理サイトの結果ですので、
業種の偏りや、震災とは無関係の変動もあるかもしれません。

しかし、企業の情報発信に対する日頃の姿勢が、
非常時において顕著に現れた結果と言えるのではないでしょうか。

2011.05.25


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