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得する広告、損する広告の仕分け

文/齋藤 伸也 :: 2010.10.27

昨今の経済状況もあり、家計のサイフの紐は堅くなり、日々の出費
を極力抑えたり、1円でも割安な商品を探したりする傾向が強まって
いるようです。また企業では、積極的な投資を控える割合が増え、
コスト削減につながる施策をとる傾向が多いように見受けられます。

そんな状況とはいえ、企業活動を続けていくには、顧客開拓の営業
活動を停止するわけにはいきません。特に、不況になると余計に停
止しにくいのが、これまでに継続出稿していた紙の広告のようです。

先日お会いした社長が、こんなことを話していたのが印象的です。

「紙の広告をやめられないのは、恐怖心なのかもしれません・・・」

これまで出稿し続けていた紙の広告をやめてしまうと、顧客と出会
えなくなってしまうのではないか、という恐怖心があったようです。

「何となく効いているような気がする」「例年出しているので...」
といった気持ちだけで広告を継続するのは、かえって怖いものです。

紙の広告が悪い、という話ではありません。効果のわからない広告
を出稿し続けているのが問題、ということです。紙の広告でも効果
がわかるようにしてれば、まったく問題ありません。実際、紙の広
告をきっちり効果検証して、うまく活用されている企業もあります。

出せば集客できる、儲かる広告だ!など、プラスの広告であればど
んどんやるべきですし、やれば損するというマイナスの広告ならや
めるべき、ということです。

前述の社長の会社は、これまでの広告効果をあらためて検証して仕
分けを行い、必要・不必要を見極めました。その上で現在は、検索
エンジンのリスティング広告をイーナチュラルが支援させていただ
き、効果を検証しながら継続的な成果を享受されています。

実りある広告とするには、効果を検証できる広告とすることが最低
限必要です。そうすることで広告の仕分けができます。

「得する広告ならやる、損する広告ならやめる。」

という簡単な答えをみつけませんか?

2010.10.27


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