[ホームページを「できる営業マン」にする方法]
説明ではなく、営業を。
4月に入社した新入社員もそろそろ新入社員研修を終え、営業職に
配属された若き戦士たちは、世間の荒波へと解き放たれたことと思
います。
私も、大学を卒業して初めて入社した会社で配属されたのは、営業
でした。かれこれ10年以上の前の話になりますが、それまでなんと
なく言葉でしかイメージしていなかった「営業」という仕事を、文
字通り肌身で感じ取った日々を、昨日のように思い出します。
今でもよく思い出すのは、「田中のは"営業"じゃなくて、"説明"な
んだよなぁ~」という先輩社員からの優しい指導です。新人なので
商品知識や経験が少ないのは当たり前なのですが、それをどうにか
しようとするあまりお客様の声に耳を傾けず、自分の土俵で話をし
てしまいがちになっていました。
先輩は、それを「説明ではなく営業をする」という言葉で、僕に諭
してくれました。
さて、「説明ではなく営業をする」という点に置いては、ホームペー
ジも一緒です。ホームページの場合、お客様の姿が目の前にないの
で、対面の営業よりもお客様の存在を意識しておかないと、全く響
かないサイトになってしまいがちです。
またホームページの管理を、システム部や総務部といった非営業部
門が担当している場合、そもそも営業的なエッセンスをホームペー
ジに注入するマインドに乏しい場合もあります。
そんなこともあり、ホームページを営業に活用することを目的とし
たサイト構築(リニューアル)では、現場営業マンの方をプロジェ
クトメンバーに加えておくことをお勧めしています。
営業目線で評価出来る人が一人いるだけで、ページの内容がグッと
魅力的になるケースがあります。
2010.05.26